glclient2
glclient2は、日レセのクライアントであるglclientのGtk2対応版です。 日レセUbuntu 8.04(Hardy Heron)版以上で使用可能です。
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機能概要
- 基本的な機能はglclientと同等のため、glclientと同様の操作ができます。
- glclientと共存可能です。設定ファイルもglclientと共有します(ただし一部に不具合があります)。
- Gnomeデスクトップのテーマ、フォントの設定が反映されます。
- 日本語入力環境について、kinput2 + canna(日レセ標準)と scim-bridge + anthy(Ubuntu 8.04標準)の両方に対応しています。
- glclient2ではコラムリストのカーソルキーの移動が「↑」「↓」から「CTRL+↑」「CTRL+↓」に変更されています。
インストール
- インストール手順書を参考に日レセのクライアント環境を構築します。
- 以下のコマンドを実行し、パッケージ panda-client2 をインストールします。
$ sudo aptitude install panda-client2
日本語入力をscim-bridge + anthyに変更の仕方
デフォルトのインストールでscim-anthyパッケージがインストールされますが、ファンクションキーが日本語入力と干渉するためキーバインドを変更したパッケージをORCAプロジェクトより配布しています。パッケージをアップグレードしてください
$ sudo aptitude update $ sudo aptitude upgrade
又は
$ sudo aptitude update $ sudo aptitude install scim-anthy
パッケージが更新されるとscim-anthyのバージョンが 1.2.7-0+u1jma2になります。
変更したいユーザーで im-switch -cと入力してください。下記のように標示されますので scim-bridgeの番号を入力して[Enter]キーを押してください。
$ im-switch -c There are 8 candidates which provide IM for /home/oruser/.xinput.d/ja_JP: Selection Alternative ----------------------------------------------- 1 default 2 default-xim * 3 kinput2-canna 4 none 5 scim 6 scim-bridge 7 scim-immodule 8 th-xim System wide default for ja_JP (or all_ALL) locale is marked with [+]. Press enter to keep the current selection[*], or type selection number: 6[Enter]
その後、ログアウトしてログインし直すとscim-bridge + anthyで入力できるようになります
実行方法
以下のコマンドを実行し、ランチャーを起動します。ランチャー起動後の操作はglclientと同様です。
$ /usr/bin/glclient2 -dialog
既知の問題
- サーバ設定に日本語の文字があると、glclientが起動しなくなる場合がある
glclient2はサーバ設定の設定ファイル($HOME/.glclient/glclient.conf)の文字コードを UTF-8 に自動変換します。一方、glclientは UTF-8 のサーバ設定ファイルを処理できません。そのためサーバ設定ファイルに日本語文字がある状態でglclient2を起動し、その後glclientを起動するとglclientが起動しなくなる場合があります。
もしこの状態に陥ったときは、glclient2を起動してサーバ設定より日本語文字を削除してください。
サーバ設定には日本語を使用しないでください。
- フォントの設定により(K08)診療行為確認画面等の表示位置が縦に揃わない箇所があります。
[システム] - [設定] - [外観の設定] - [フォント] から [アプリケーションのフォント] を「ORCA ゴシック」にしてください。一部見づらい部分がありますが、プログラム更新により順次修正していく予定です。(2010年8月28日変更)
サポート
不具合問題等を見つけた方は、報告をORCAサポートセンタ:support@orca.med.or.jp までお送りください。