JISX0208(旧字形)フォント

Ubuntu 10.04 LTS Lucid LynxではTakaoフォントが採用され印刷にも(4.5/4.6では)デフォルトではORCA CIDフォントが使用されるため、これまで Debian Etchで表示/印刷されていたフォントから変更されています。

※ 4.7では印刷がこれまでのPostScriptからPDFに変更されました。それに伴いORCA CIDフォントは必要とせずUbuntu標準のTakaoフォントが使用されるようになりました。

※ 4.5/4.6からバージョンアップして旧字形フォントを使用したい場合は新たにttf-takao-jisx0208パッケージを以下のドキュメントに従いインストールしてください。

Ubuntu Lucid 環境で採用されたフォントはJISX0213:2004に準拠したフォントです。そのため「JIS漢字コード表の改正について - 168字の例示字形を変更」に基づいて従来の字形から変更された漢字があります。

しかしながら、現状では旧字形を使用している環境と新字形を使用している環境が混在する可能性があり、端末やプリンタにより表示/印刷される字形が異なり、混乱する場合があります。

そのため、168文字の中で明らかに字形が変更された160文字を旧字形に変更したフォントを用意しました。

※今後は徐々にJISX0213:2004に準拠したフォントが採用される環境に移行することが予想されるため出来るだけ旧字フォントは使用せずに新字形のフォントに移行されることをお勧めします

メニュー

インストール

Ubuntu 10.04 LTS Lucid Lynx 日医標準レセプトソフトインストール手順書に従いインストールした環境で以下のようにインストールしてください

4.7

4.7ではデフォルトでttf-takaoフォントを指定しているためこのパッケージにに入れ替えてttf-takao-jisx0208パッケージをインストールします。以下のコマンドを実行してください。

$ sudo apt-get install ttf-takao-jisx0208

ttf-takao,ttf-takao-gothic,ttf-takao-mincho,ttf-takao-pgothicパッケージがremoveされ、-jisx0208付きのパッケージがインストールされます。

4.5/4.6

$ sudo apt-get install orcafont-jisx0208

アンインストール

不要になった場合は以下のようにアンインストールしてください

4.7

ttf-takao ttf-takao-mincho ttf-takao-gothic ttf-takao-pgothicパッケージをインストールすると-jisx0208パッケージが削除されます。

$ sudo apt-get install ttf-takao ttf-takao-mincho ttf-takao-gothic ttf-takao-pgothic

4.5/4.6

$ sudo apt-get remove orcafont-jisx0208

※アンインストール後、「画面表示の設定」を参考にフォントの設定をし直してください

設定

画面表示の設定

4.5/4.6では以下の設定をしてください。4.7ではランチャーからフォントの設定をしてください(デフォルトでは変更する必要はありません)

[システム] → [設定] → [外観の設定]を選択してください。
外観の設定

[フォント] → [アプリケーションのフォント]から[ORCA X208 ゴシック]を選択してください
フォントの設定

印刷(プレビュー)の設定

ttf-takao-jisx0208(4.7),orcafont-jisx0208(4.5/4.6)をインストールした場合はデフォルトで旧字形になります。

※この場合変更されるフォントは ghostscriptを使用しての印刷に限ります。

変更されるフォント字形

変更されるフォント一覧を参照してください

Q&A

Q. 名前により新旧の字形を使い分けができますか?

A. 使い分けは出来ません。旧字形フォントをインストールした場合はすべて旧字形のフォントが使用されます。


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