概要
MONTSUQIとは
MONTSUQI(MONitor of Transaction Service, with Utility and Queue Interface)とは、Linux上でオンラインシステムを実現するためのソフトウェアです。
MONTSUQIで実現するオンラインシステムは、汎用コンピュータのレセコンシステムの概念に基づいたものを実現しており、クライアントは画面やキーボード・マウスなどの入出力についてサーバとやりとりすることに集中し、実際の処理はサーバが行う形をとっています。
MONTSUQIは、複数のモジュールで構成されており、各モジュールが連携して動作します。サーバとクライアントは、それぞれのプログラムモジュールが通信を行うことによって、、動作します。 サーバの中では分散処理を行っており、加えてキュー制御を効率よく行うことで、複数のクライアントとのやりとりやデータベースアクセスを効率良く実行する仕組みを持っています。
DBアクセスは、データベースに依存する可能性のあるSQLを使わず、CALL文を使用することによって、業務アプリケーションからは隠蔽され、データベースシステムに依存しない形になっています。
MONTSUQIの特徴
MONTSUQIは、次のような特徴を備えています。
- 軽負荷
- プログラミングを簡単にする
- モジュラー設計
- 多言語対応
- 高可用性
- 負荷分散
以下には高可用性について説明します。
DBの2重化
主サーバでDBの更新を行いますと、自動的に従サーバに対しても更新情報を送信し、従サーバのDBにも更新を行います。これにより高価なテープ装置やバックアップの手間を省くことが可能になります。
フォルトトレイラント
システムの2重化が可能になります。
主従2台運用を行いますと、たとえ主サーバで故障が発生しても、接続を従サーバに切り替えれば、すぐに運用を再開できます。その間に主サーバのシステムを復旧させ、システムの復旧後、バックアップを使用して30分から1時間で元の状態に戻すことが可能です。