更新日
2018-06-14
概要
日医標準レセプトソフト ミドルウェア更新 == 日レセ Ver 5.0.0 Ubuntu xenial,trusty版 ■修正内容 (1) PUSH通知のDB保存 PUSH通知送信時にDBのmonpusheventテーブルに通知内容を保存する機能を 追加しました。 monpusheventテーブルのレコードは登録から7日以上経過したものから 自動削除されます。自動削除はPUSH通知保存時に実行されます。 (2) PushEvent.soでのPUSH通知送信タイミングの変更 PUSH通知送信に利用するDBライブラリPushEvent.soにてPUSH通知送信の タイミングをトランザクション終了時に変更しました。 トランザクション終了を待たずにPUSH通知送信コマンド実行時に送信して いたため、タイミングによってはDBコミット前にPUSH通知を受けた連携先 から日レセAPIのアクセスがあり、データが取得できないことがありました。 PUSH通知送信のタイミングを遅らせたことにより上記の問題を解決しています。 (3) glserver,aps,wfcへのPR_SET_PDEATHSIGの設定 ミドルウェアの内部的な修正として、glserver,aps,wfcのプロセスにPR_SET_PDEATHSIG を設定するようにしました。PR_SET_PDEATHSIGが設定されたプロセスは親プロセスの終了 とともに終了します。 またこれに伴いmonitorの子プロセス終了処理を修正しました。 日レセの動作自体の変更はありません。 (4) monblob等のミドルウェアで利用しているテーブルのリダイレクタ同期修正 ミドルウェアで利用している以下のテーブルのDELETEがリダイレクタに同期されない のを修正しました。また以下のテーブルについては不整合となっても無視するよう 修正しました。ミドルウェア用テーブルのため不整合が発生しても運用に影響はない ためです。 * monbatch * monbatch_clog * monbatch_log * monblob * monpushevent (5) glclient2のログ日時フォーマットの修正 glclient2のログ日時のフォーマットの秒の部分が誤って日付になって いたのを修正しました。 (6) [クラウド版のみ]glclient2の接続時エラーメッセージの修正 glclient2で誤ったクライアント証明書で接続した時のエラーメッセージ を修正しました。 修正前 「認証エラー:ユーザまたはパスワードが違います」 修正後 「この証明書による接続は許可されていません。 証明書を確認してください。」 (7) [クラウド版のみ]PUSH通知受信関連機能の機能向上 glclient2異常終了時にPUSH通信受信プロセス gl-push-client が残る不具合を 修正しました。 またWebSocketのPingフレームを利用して能動的にWebSocket接続の確認を行う ようになりました。 (8) [クラウド版のみ]PUSH通知の切断、再接続のポップアップ通知を追加 glclient2にPUSH通知の切断、再接続のポップアップ通知を追加しました。 ■対応方法 パッケージをアップグレードして日レセを再起動してください。 実行例 コンソールを起動し以下のコマンドを実行します。 % sudo apt-get update % sudo apt-get dist-upgrade -y % sudo service jma-receipt restart ■パッケージ xenial panda-client-common_1:2.0.0+p46-u5jma1 panda-client2_1:2.0.0+p46-u5jma1 panda-dbg_1:2.0.0+p46-u5jma1 panda-dev_1:2.0.0+p46-u5jma1 panda-libs_1:2.0.0+p46-u5jma1 panda-server_1:2.0.0+p46-u5jma1 trusty panda-client-common_1:2.0.0+p46-u4jma1 panda-client2_1:2.0.0+p46-u4jma1 panda-dbg_1:2.0.0+p46-u4jma1 panda-dev_1:2.0.0+p46-u4jma1 panda-libs_1:2.0.0+p46-u4jma1 panda-server_1:2.0.0+p46-u4jma1