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パッチ提供(第83回)◆日医標準レセプトソフト ver 5.2.0 全14件:受付/登録/診療行為/API/帳票/地方公費・負担金計算関係/その他


▲厳重注意事項:

  プログラム更新時において、データベースの構造変更処理が実行される場合があります。
  データ量によっては、時間を要する場合がありますので、
  実行中は誤って電源を切らないようにしてください。


プログラム更新処理手順について

■WebORCAクラウド版:
 メンテナンスにて自動で適用されます。

■WebORCAオンプレ版:
 ログイン画面よりユーザ名、パスワード入力後、「アップデート」ボタンを押下し、
 プログラム更新をおこなってください。

 プログラム更新後は画面左下にありますバージョン情報の「アプリケーション」
 部分が提供日付となっていることをご確認ください。

 ※ 下記コマンドでもプログラム更新が可能です
 $ systemctl stop jma-receipt-weborca
 $ sudo weborca-install
 $ systemctl start jma-receipt-weborca

■日レセオンプレ版(MONTSUQI):
 「トップメニュー」から「03 プログラム更新」を選択します。

 「更新」ボタンをクリックするかF12キーを押します。

 「プログラム更新を実行します。よろしいですか?」に対し
 「OK」をクリックするかF12キーを押します。

 3分〜5分程度待ちます。
 (ダウンロードを行うため回線の込み具合によりこれ以上かかる場合もあります。)

 「状況」ボタンをクリックするかF11キーを押します。
 画面中の一覧最下行の処理状態が「済」になればプログラムの取得は終了していることを表します。

 これを確認したらメニューに戻って業務を再開してもかまいませんが
 この処理は自動的に自システム(日レセ)の再起動を行いますのでその処理中には
 画面がフリーズしたようにしばらく動かなくなることがあります。
 しばらく(長くても1分程度)待っていただければ画面は動き出しますのでご注意ください。

※スタンバイサーバのプログラム更新について

 プログラム更新は基本的にマスタサーバのみおこないます。
 レプリケーション状態ではスタンバイサーバ側のDB更新ができず、プログラム更新処理が
 エラーとなるため、スタンバイサーバではおこないません。

 スタンバイサーバでは、障害発生時、マスタ昇格した際にプログラム更新をおこなってください。
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第83回:令和7年6月25日(2025-06-25)提供分


* パッチ提供に関するドキュメントは 
 PD-520-83-2025-06-25.pdf
 です

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(A)受付

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□対応範囲:受付
□管理番号:support20250604-021
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 最初登録済保険情報でのオンライン資格確認結果は「無効(新)」でした。
 11受付にて受付をしています。背景色は紫色です。
 その後、新しい保険証で番号等確認し患者登録へ保険追加をしました。
 オンライン資格確認結果は「有効」になりました。
 11受付画面では背景が紫色から変わりません。
 改めて受付をしますが背景が紫色です。
 既に受付された行の背景色の更新はしないことと、有効な保険情報の
 登録後受付を行った場合でも背景色の変更は行わない仕様でしょうか。
 
□対応内容
 受付一覧のオン資格確認は患者登録前に確認することを想定していましたので、
 背景色は該当の資格確認レコードが未処理のデータ(患者登録で利用して登録していない)
 を対象としています。
 この為、新しい保険を登録した後も、最初のオンライン資格確認の「無効(新)」
 となっていることがありました。
 新しい保険で照会したオンライン資格確認データを選択して患者登録した場合、
 処理済みとなり受付では対象外となっていた為です。
 処理済みに関係なく、最後に照会したオンライン資格確認データを対象として
 背景色を設定するように修正しました。
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(B)登録

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□対応範囲:登録
□管理番号:support20250530-026
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 特定の患者における保険データ取り込みの不具合
 当院の特定の患者様において、訪問診療の同意のデータを取り込めない状況です。
 (これまで一括ツールを使用した同意情報は取り込めていました)
 状況:
 オンライン資格確認の訪問診療同意のリストにて当該患者をクリック、
 保険登録(変更)画面に移行、取り込む動作はできました(IDも同じ)。
 しかし、取り込んだ動作のあとの再度オン資格をクリック(本来なら限度額情報の登録)
 した画面に、当該患者の限度額情報が表示されません。
 その後、当該患者の登録画面での資格履歴に当該の訪問診療同意の情報は
 出てきませんし、当初の訪問診療同意一覧でもステータスが済にもなりませんので
 情報を取り込めない状況になっていると思われます。
 当該の減少は、少なくとも外国人でミドルネームがあり氏名の空白複数ある患者で
 発生しているようです。また、うち一人は氏名に「ヴ」が含まれています。
 これまでの一括ツールでは限度額情報も表示され取り込むことができていましたし、
 現状一括ツールでは限度額情報が表示されていますので、データ自体に問題は
 ないかと思います。とはいえORCA本体では取り込めない状態ですので状況の確認と
 修正をお願いします
 
□対応内容
 訪問(オン診)同意一括処理において、資格確認テーブル(tbl_onshi_kaku)への
 限度額適用認定証提供同意フラグの設定が漏れていましたので修正しました。
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□対応範囲:登録
□管理番号:request20240326-001
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 マイナ保険証から新規患者を登録すると、高額療養費の区分が自動で入力されます。
 1つ問題点があって、区分が変更になっても、保険確認で現在の区分が反映されて
 いないので、登録画面の基本情報と照らし合わせなければ、比較できません。
 高額療養費に関係のない診療の初診時に入力されてしまい、その後区分に変更が
 あってもそのまま、間違った区分のまま計算されてしまうのではないでしょうか?
 初回カルテ作成時の取込みの際に、所得情報をオルカに取込むか取込まないかの
 選択ができればと思います。または、現在の保険確認の下の現在の情報の表示に出して頂き、
 変更があれば、赤字にして頂きたいと思います。
 実際は、高額医療は額が大きいですので、間違えやすい自動取込みは外して、
 本人から高額医療利用の申請のあった時のみ取込むというようにして頂ければ
 ありがたいと思うのですが、いかがでしょうか?わたくしの使い方、認識が
 間違っていればお知らせください
 
□対応内容
 オンライン資格確認画面(P033)から患者登録画面に遷移する前に、
 オンライン資格確認情報の限度額適用認定証区分等から公費・低所得者情報がある場合も
 公費確認画面(P034)へ遷移するようにしました。
1.P033画面で限度額認定証・特定疾病受給者証から公費・低所得者情報がある場合、
 「F7 保険変更なし」「F8 新規患者」「F10 保険変更」「F11 保険確認」「F12 保険追加」
 を押下した時「公費照会の情報があります。公費の確認画面を表示します。」と
 メッセージを表示しP034画面に遷移します。
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□対応範囲:登録
□管理番号:request20240401-002
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 医療法人化に伴って、医療機関コードが変更される場合があります。
 新しい医療機関コードが決まるまでの間処方箋への医療機関コードの印字は
 空白として、処方箋備考でコメントを入れるようにとの通達が出ております。
 現在のオン資格の連携時に医療機関コードを使っておりますが、医療機関コードを
 0にすると連携できない状態となります。
 新しい医療機関コードが決まるまでの間は旧医療機関コードで問合せする事は、
 オン資格としては問題ないとの事ですが、旧医療機関コードのままとしていた場合は、
 処方箋の方にも旧医療機関コードで印字されるため上記通達に従っていない事になります。
 そのため、オンライン資格との連携で使用する専用の医療機関コードと処方箋で
 使う医療機関コードは分けた方が良いのではないかと思い。要望しました。
 
□対応内容
 承継前医療機関コードによりオンライン資格確認を可能としました。
 詳細は別途お知らせします。
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(C)診療行為

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□対応範囲:診療行為
□管理番号:support20250602-028
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 医療情報取得加算を自動算定設定に変更後、再診料ダミーを入力した場合に
 下記のエラーが自動的に消えず手作業で削除しています。今までは再診料と
 他加算は自動的に振替されていました。
 (例)
 再診料
 明細発行体制等加算
 外来感染対策向上加算(再診)
 連携強化加算(再診)
 医療情報取得加算(再診)
 が自動算定された後、診区:12 診療コード:099120001 名称:再診料(DUMMY)を入力。
 ↓
 下記エラーが発生し、「医療情報取得加算(再診)」でカーソルが止まるため、
 当該加算のみ削除し、エンターキー押下で処理します。
 [KERR2]エラー情報
 0192
 医療情報取得加算(再診)
 手技料と注加算コードが一致しません。加算のコードを確認して下さい。
 他のエラーと同様、自動的に非表示にされないでしょうか。

□対応内容
 診療行為画面で再診料を展開してる時、最終行に「099120001 再診料(DUMMY)」
 入力で再診料の剤を削除しますが、医療情報取得加算の算定がある時は医療情報取得加算が
 エラーとなり削除されませんでしたので削除するように修正しました。
 「099110001 初診料(DUMMY)」の入力時も同様です。
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□対応範囲:診療行為
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 6月2日公表診療行為マスターで新設された
 「画像等手術支援加算(実物大心臓3Dモデル)」の入力チェックを追加しました。
 ・手術と「画像等手術支援加算(実物大心臓3Dモデル)」を入力した時、
 手術の「画像等手術支援加算区分」が「7」以外の時はエラーとしました。

□対応内容
 
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□対応範囲:診療行為
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 健保準拠の自賠責は従来様式のレセプトのみ作成を行います。
 自賠責のリアルタイムプレビューを行ったときは新様式、従来様式どちらの処理も
 行いますが、健保準拠の自賠責レセプトのみ存在するときに新様式の処理で対象が
 なかったときのエラーメッセージを画面に表示していました。
 新様式の対象がないときは従来様式の処理だけ行うようにし、
 エラーメッセージを表示しないように修正しました。

□対応内容
 
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□対応範囲:診療行為
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 長期収載品の選定療養対象となった医薬品を含む会計で7種類以上の医薬品を
 処方した場合、選定療養適用後の保険給付薬価により種類数の算出をしていましたので
 薬価基準収載薬価により算出するように修正しました。

□対応内容
 
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(D)API

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□対応範囲:API
□管理番号:【WebORCA】
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 中途終了データ作成より返却される処方箋情報提供CSVデータで
 患者氏名レコード(11)の患者コードに患者番号(先頭から最大15文字)
 を記録するようにしました。

□対応内容
 
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(E)帳票

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□対応範囲:帳票
□管理番号:ncp20250527-007
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 昨日、「令和7年度薬価改定に伴う診療報酬上の臨時的な取扱いに係る
 追加対応について」が発出されました。
 https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001493436.pdf
 4月にさかのぼって適用される取り扱いの為、これから、システム対応時期について
 医療機関様の問い合わせが多数入ると想定されますが、明日夜提供予定の
 プログラム更新に間に合いますでしょうか。

□対応内容
 様式38の3(外来後発医薬品使用体制加算の施設基準に係る届出書添付書類)
 に関する後発医薬品数量シェア(置換え率)の集計で令和7年5月26日及び
 令和7年5月29日での事務連絡「令和7年度薬価改定に伴う診療報酬上の臨時的な
 取扱いに係る追加対応について」の対応を行いました。
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□対応範囲:帳票
□管理番号:support20250612-019
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 月次の「後発医薬品数量シェア(置換え率)」をCSV作成すると、
 K列(オフ)に「*」が付いてこない薬剤があります。
 付くのが正しいのではないでしょうか。
 【対象薬剤】
 2649735S3217  ロキソプロフェンNaテープ100mg「ラクール」
 また、月次の「後発医薬品数量シェア(置換え率)」をCSV作成すると、
 K列(オフ)に「*」が付く薬剤があります。
 付かないのが正しいのではないでしょうか。
 【対象薬剤】
 1149019F1013 ロキソプロフェンNa錠60mg「サワイ」
 2129010F1014 アミオダロン塩酸塩錠100mg「サワイ」

□対応内容
 プログラムの不備があり「*」が記録されない場合がありましたので修正しました。
 また、4月最初の公表データではカットオフ対象となっていたのですが
 その後対象外に訂正されていました。令和7年5月29日事務連絡対応による整備しました。
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(F)地方公費・負担金計算関係

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□対応範囲:地方公費・負担金計算関係
□管理番号:ncp20250528-027
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 後期2割負担の患者で当月3000点超えている場合
 [Shift+F6複数科診療]より1科目:内科、2科目:心療内科の入力分の心療内科を
 訂正により請求金額が増えた場合、3000点を超えていなければ会計画面で
 心療内科で追加請求されるが、3000点を超えていると内科で請求されます
 診療訂正した心療内科ではなく1科目の内科で請求があがるのは仕様でしょうか

□対応内容
 後期高齢2割(配慮措置計算)の複数科保険入力分について、2科目の点数を
 診療訂正した場合の負担金計算に不具合がありましたので修正しました。
 事例:外来(診療訂正により3000点を超えるケース)
 <1日目>
 ・後期高齢2割(内科):請求点数2000点 患者負担4000円
 <2日目>複数科保険入力
 ・後期高齢2割(内科):請求点数600点 患者負担1200円
 ・後期高齢2割(心療内科):請求点数200点(※) 患者負担400円
 この状態で、(※)を診療訂正により200点→500点とした場合、
 ・後期高齢2割(内科):患者負担1200円→1700円、今回診療分請求額500円
 ・後期高齢2割(心療内科):患者負担400円となっていましたので、
 ・後期高齢2割(内科):患者負担1200円
 ・後期高齢2割(心療内科):患者負担400円→900円、今回診療分請求額500円
 となるよう修正しました。
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□対応範囲:地方公費・負担金計算関係
□管理番号:kk92976
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 対象都道府県:東京都
 対象公費:193患者票
 東京都の医療機関様より、
 後期高齢(1割・低所得上限8000円)+021精神通院(上限2500)+193患者票(負担なし)
       (5990)
       (0)
 14697 | |13990→11490が正しい
 5980 | |2500
 ◆  | |
 この場合の保険単独診療分の自己負担上限額と、レセプトの記載について
 国保連合会から指摘が入ったと連絡がありました。
 ・保険単独診療分の自己負担額は8000円ではなく、2500円分を引いた「5500円」が正しい
 ・保険の一部負担金額は13390ではなく、2500円分を引いた「11490円」が正しい
 次回以降は返戻になるとのことです。
 -------
 東京都の国保連合会(03-6238-0397)に以下を確認しました。
 ・「193患者票」は本人負担がない場合であっても、本人が負担したとみなされるので限度額に含める
 ・70歳以上の高齢者の場合は全て該当
 レセプト記載だけでなく患者本人の負担額にも影響するため、医療機関様より
 対応依頼が上がっております。

□対応内容
 東京都地域公費(患者票)の負担金計算・レセプト対応(令和7年7月診療分以降において対応)
 1.対象医療機関・・・システム管理1001:都道府県番号「13 東京」の医療機関
 2.対象者・・・高齢者、かつ、国保・後期高齢の方
 3.同月に以下2種類の保険組み合わせで診療を行った場合の負担金計算・レセプト対応を行う。
  ・主保険+【010「感37の2」又は021「精神通院」】+193「東京都地域公費(患者票)」(※)
  ・主保険単独
 4.<負担金計算>
   主保険単独の負担金計算において、診療済みの患者負担を累計する際、(※)
   については【010又は021】の一部負担金を患者負担とみなして累計し、
   自己負担限度額までの負担金計算を行う。
  (193は"患者負担なし"の地域公費であるため、(※)の実際の患者負担は0円である。)
 5.<レセプト>
   高額療養費が現物給付されているか否かの判定は、上記の負担金計算の結果を踏まえて判定する。
   又、上記の負担金計算の結果を元に、一部負担金額欄の記載を行う。
 6.令和7年7月診療分以降において対応を行う。
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(G)その他

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□対応範囲:その他
□管理番号:ncp20250605-005
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 他社システムからWebORCAクラウドの移行ユーザでオンプレ版でデータ移行テスト
 しています。その中で御社の移行ツールで処理5のプログラム実行したところ、
 下記のようなエラーが表示されます。
 000743 ERR [3]患者番号:0000000118 患者ID:0000000101 公費:015 連番: 1 区分: 期間:20200401-99999999
 保険番号なしとのエラーのようですが015については標準で登録がある認識で
 いますがどのように対処すればよろしいでしょうか?。同様に012もエラーとしてログが出ております。

□対応内容
 データ移行の患者公費情報の公費データは患者番号で20件を上限としていますが、
 20件超の公費データがあった時に不具合が発生していました。
 公費データが20件超あった時は「 [9]公費件数超」のエラーとするように修正しました。
 患者保険情報のデータ移行も同様に保険データが20件超あった時は「
 [9]保険件数超」のエラーとするように修正しました。
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