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パッチ提供(第47回)◆日医標準レセプトソフト ver 5.2.0 全12件:登録/診療行為/入院会計照会/明細書/請求管理/総括表、公費請求書/保険者マスタ/API/地方公費・負担金計算関係


▲厳重注意事項:

  プログラム更新時において、データベースの構造変更処理が実行される場合があります。
  データ量によっては、時間を要する場合がありますので、
  実行中は誤って電源を切らないようにしてください。


プログラム更新処理手順について

■WebORCAクラウド版:
 メンテナンスにて自動で適用されます。

■WebORCAオンプレ版:
 ログイン画面よりユーザ名、パスワード入力後、「アップデート」ボタンを押下し、
 プログラム更新をおこなってください。

 プログラム更新後は画面左下にありますバージョン情報の「アプリケーション」
 部分が提供日付となっていることをご確認ください。

 ※ 下記コマンドでもプログラム更新が可能です
 $ systemctl stop jma-receipt-weborca
 $ sudo weborca-install
 $ systemctl start jma-receipt-weborca

■日レセオンプレ版(MONTSUQI):
 「トップメニュー」から「03 プログラム更新」を選択します。

 「更新」ボタンをクリックするかF12キーを押します。

 「プログラム更新を実行します。よろしいですか?」に対し
 「OK」をクリックするかF12キーを押します。

 3分〜5分程度待ちます。
 (ダウンロードを行うため回線の込み具合によりこれ以上かかる場合もあります。)

 「状況」ボタンをクリックするかF11キーを押します。
 画面中の一覧最下行の処理状態が「済」になればプログラムの取得は終了していることを表します。

 これを確認したらメニューに戻って業務を再開してもかまいませんが
 この処理は自動的に自システム(日レセ)の再起動を行いますのでその処理中には
 画面がフリーズしたようにしばらく動かなくなることがあります。
 しばらく(長くても1分程度)待っていただければ画面は動き出しますのでご注意ください。

※スタンバイサーバのプログラム更新について

 プログラム更新は基本的にマスタサーバのみおこないます。
 レプリケーション状態ではスタンバイサーバ側のDB更新ができず、プログラム更新処理が
 エラーとなるため、スタンバイサーバではおこないません。

 スタンバイサーバでは、障害発生時、マスタ昇格した際にプログラム更新をおこなってください。
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第47回:令和5年11月27日(2023-11-27)提供分

* パッチ提供に関するドキュメントは 
 PD-520-47-2023-11-27.pdf
 です

(A)登録

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□対応範囲:登録
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 オン資格照会(P033)の患者一覧にテスト患者も含めていました。
 テスト患者は対象外とするように修正しました。

□対応内容
 
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□対応範囲:登録
□管理番号:request20220222-001
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 12患者登録で生保の受給者番号を入力すると、42明細書の生保等入力にも、
 受給者番号が入力されますが、12患者登録で受給者番号に入力していた番号を
 空白にした場合は、生保等入力にはもともと入力されていた数字が残ります。
 (別の数字に変更した場合は更新されます)
 受給者番号を空白に変更した場合にも、生保等入力が更新されるように
 ならないでしょうか。

□対応内容
 患者登録で「生活保護」「残留邦人等」の受給者番号を設定して登録後、
 受給者番号を空白に変更した時、月代り受給者番号テーブルも空白に変更する処理を
 システム管理の設定で可能としました。
 1.システム管理「1017 患者登録機能情報」の19:生活保護・残留邦人
 受給者番号クリア区分を「1 月代り受給者番号をクリアする」と
 設定した時に以下の処理を行います。
 2.患者登録で生活保護を負担者番号・受給者番号を設定して登録し、
 「生活保護・中国残留邦人等まとめ入力画面」で、受給者番号の変更をしていない場合、
 患者登録で受給者番号をクリアして「登録」した時、開始年月の月代り
 受給者番号もクリアします。
 3.「残留邦人等」も同様となります。
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(B)診療行為

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□対応範囲:診療行為
□管理番号:support20231102-013
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 91-101-1038 診療行為機能情報の<請求選択>を添付と通り設定しますと
 1つ目の保険(健保)で請求0円、複数科保険(自費)で請求ありの場合、
 自費の請求書兼領収書が発行されません。
 10:請求書発行する(請求あり)対象の「1 今回請求額あり」としてる場合、
 2つ目の保険は対象外となるのでしょうか。
 「0 すべて対象」とすれば複数科保険で入力した自費の請求書は発行されます。
 動作について一度ご確認いただけないでしょうか。

□対応内容
 システム管理「1038 診療行為機能情報」の10:請求書発行する(請求額あり)
 対象が「1 今回請求額あり」の時、複数保険で診療行為入力を行い、最初の
 保険の収納の請求額がゼロで次の収納の請求額がゼロ以外であった場合に
 「4 全体をまとめて発行」で請求書兼領収書を発行した時に発行されませんでした。
 また、最初の保険の収納の請求額がゼロ以外で、次の収納の請求額がゼロの時、
 最初の収納の情報で請求書兼領収書を発行していました。
 「4 全体をまとめて発行」の時は、まとめた内容で発行するように修正しました。
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□対応範囲:診療行為
□管理番号:support20231108-041
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 電子カルテで深夜往診のセットを作成しています。
 ある患者様で、そのセットを使用し、ORCAに送ります。
 ORCA側では、中途表示画面から該当診療日を選択→確定を押下。
 診療行為画面に算定内容を表示させる処理をしています。
 今回ある特定の患者様でその処理を行うと、
 「114029670 深夜往診加算(機能強化した在支診等)(病床なし)」のマスタだけ
 添付画像のように名称が空白になりました。
 登録ボタンを押下すると名称と点数は正常に表示され、戻るボタンを押下して
 入力画面に戻ると、名称が表示されます。
 前回患者で再度中途表示から読み込み直しても、新しく電カルから送り直しても
 同じ現象になります。
 試しに別のIDの患者様で試したところ、正常に表示されました。
 入力CDも厚労省コードではなく、ORCAで設定した入力CDで表示されました。

□対応内容
 診療行為入力で入力したコードが「時間外加算は1件です」などの重複エラーの時、
 点数マスタの名称編集をしてないことがありましたので編集するようにしました。
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(C)入院会計照会

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□対応範囲:入院会計照会
□管理番号:support20231102-026
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 弊社お客様の環境で9月入院された患者様についてお問い合わせがありました。
 該当患者様は9月25日に入院し現在も継続治療中です。
 入院会計照会を見ると9月は在宅患者支援療養病床初期加算(療養病棟入院基本料)が
 算定され、10月は算定されていません。
 この加算は10月8日まで算定できると思うのですが、なぜ自動算定されていないのでしょうか。

□対応内容
 月次統計から処理を行う「入院会計一括置換」処理について
 入退院登録登録画面から設定した入院料加算の算定済日数判定に誤りがあり、
 入院→退院、再入院を行なわれた患者の再入院分の入院会計を「入院会計一括置換」処理で
 置換した際に当該入院料加算が算定できない不具合がありましたので修正しました。
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(D)明細書

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□対応範囲:明細書
□管理番号:request20221117-004
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 後期高齢2割+地方公費併用について、現状は保険番号マスタにて外来負担割合に
 100が設定されている地方公費のみ配慮措置対象としてレセプトに
 一部負担金記載されるようになっておりますが、地方公費が配慮措置対象外と
 なることが通達等で明確となっている都道府県は以下の8都道府県のみです。
 北海道:道内分、栃木県、東京都、神奈川県、大阪府:府内保険者、
 兵庫県、島根県、高知県
 以下の県では窓口負担なしや上限額がある地方公費も配慮措置対象となっており、
 返戻されたり、10月診療分は修正対応するが11月診療分以降は返戻とする旨
 増減点連絡書や電話等で医療機関に連絡が入る状況となっております。
 北海道:道外分、秋田県、山形県、福島県、茨城県、
 群馬県:法別77・87、千葉県、愛知県、滋賀県、大阪府:府外保険者、
 和歌山県、山口県、福岡県
 保険番号マスタかシス管2010にて配慮措置対象とするかどうか設定できるよう
 ご対応をお願いいたします。

□対応内容
 レセプト記載(記録)について(外来)
 (1)【保険欄-一部負担金記載(後期2割)】の右側の設定 に、
 「1 都道府県内保険者のみ」及び「2 都道府県外保険者のみ」を追加する。
 <補足>
 現状、【保険欄-一部負担金記載(後期2割)】の左右の設定を
 「1,0」で行っている場合は、「後期高齢2割+地域公費a」で
 算定した場合、又は、「後期高齢2割+地域公費a+地域公費b」で
 算定した場合において、地域公費aがレセプト請求する地域公費であれば、
 都道府県内外を問わず、保険欄-一部負担金記載(記録)を配慮措置計算としている。
 (2)右側の設定を「1」で行った場合
  配慮措置計算での金額記載(記録)は都道府県内保険者のみとする。
  ※システム管理1001(医療機関情報-基本)【都道府県番号】と
   該当保険者番号の3桁目から2桁の値が同じ場合を都道府県内保険者とする。
 (3)右側の設定を「2」で行った場合
  配慮措置計算での金額記載(記録)は都道府県外保険者のみとする。
  ※システム管理1001(医療機関情報-基本)【都道府県番号】と
   該当保険者番号の3桁目から2桁の値が異なる場合を都道府県外保険者とする。
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(E)請求管理

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□対応範囲:請求管理
□管理番号:ncp20231109-056
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 webORCAの環境で「43請求管理」から「患者設定」画面に遷移すると、
 「患者設定」画面の下部が見切れてしまいます。
 こちらは仕様でしょうか?下部に配置されているであろうボタンが全く
 見れない状態です。
 下部が見切れないようにすることは可能でしょうか?

□対応内容
 「H05 患者番号設定」画面の定義に不備があり、画面下部に配置されている
 ボタンが表示できませんでしたので修正しました。
 WebORCAでの現象となります。
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(F)総括表、公費請求書

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□対応範囲:総括表、公費請求書
□管理番号:support20231025-012
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 2023年度 形式チェック機能(試行用)でチェックをしたところ、添付画像の
 エラーが出たと問い合わせがありました。
 お客様は産婦人科様です。
 エラーが出ている3名の患者様ですが、全員同日再入院の患者様とのことです。

□対応内容
 以下の条件で入院登録を行った患者について様式4ファイルに出力されない
 不具合を修正しました。
 ・自費保険で入院登録
 ・入院登録時の(I01)入退院登録画面は以下の設定で入院登録
  (1).入院会計「1 入院料を算定しない」
  (2).食事「0 食なし」
 ・同日再入院で自費保険による診療行為(自費)のみ入力されている
  【登録事例】
   入退院期間10/1~10/5(自費保険による入院登録)
   入退院期間10/5~10/10(自費保険による再入院登録)
   診療行為は10/1~10/10に自費保険で095******による入力のみ
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(G)保険者マスタ

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□対応範囲:保険者マスタ
□管理番号:request20221019-002
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 「105 保険者マスタ」画面の保険番号のボックスについて、表示上限が99件と
 なっているため、今回追加設定を行う予定であった保険番号を選択することができない状態です。
 そこで保険番号ボックスの表示上限数の追加、もしくは表示する保険番号の
 種類の入れ替えを可能とする機能を要望いたします。

□対応内容
 保険者マスタ画面の保険番号選択を99件から200件に拡張しました。
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(H)API

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□対応範囲:API
□管理番号:support20231114-009
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 弊社電子カルテ「MAPs for CLINIC with ORCA」という製品にて、ORCAとAPI連携
 させていただいておりますが、「/api21/medicalmodv2(中途終了データ作成)」で、
 診療内容をORCAに送信する際、処方箋料や一般名処方加算についても、
 診療データに登録して送信をしているのですが、ORCAの中途データに処方箋料、
 一般名処方加算が表示されず、「登録」時に処方箋料等が自動算定される動作となっております。

□対応内容
 CLAIM、APIの中途データ登録処理で、「処方箋料」は送信があっても
 対象外としていますが、追加となった「リフィル処方箋料」は対象外にして
 いませんでしたので、対象外とするように修正しました。
 対応したのは、
 「処方箋料(リフィル処方箋・その他)」
 「処方箋料(リフィル処方箋・7種類以上内服薬)」
 「処方箋料(リフィル処方箋・向精神薬多剤投与)」です。
 「処方箋料(リフィル処方箋・向精神薬長期処方)」は
 「処方箋料(リフィル以外・向精神薬長期処方)」と同様に送信があればそのまま展開します。
 (向精神薬長期処方)を自動算定するには予約コードが必要である為、
 直接の送信を可能としてます。
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(I)地方公費・負担金計算関係

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□対応範囲:地方公費・負担金計算関係
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 令和5年10月26日のパッチで、後期高齢2割(患者負担配慮措置計算)に関して
 一括再計算の修正を行いましたが、以下事例で不具合となりましたので再修正しました。
 <事例>外来 後期高齢2割の患者負担配慮措置計算主保険単独のみでの算定
 (複数科まとめ差額があり、累計3000点を超える場合)
 1日:1222点 患者負担2440円
 <複数科保険入力>(異なる診療科で入力科)
 622点 患者負担1250円(複数科まとめ差額10円含む)(※1)
 2日:2000点 患者負担3154円(※2)
 この状態で、収納業務-一括再計算を行った場合、
 (※1)1240円
 (※2)3164円
 となりましたので、金額が変動しないよう修正しました。

□対応内容
 
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□対応範囲:地方公費・負担金計算関係
□管理番号:kk86635
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 都道府県:千葉県
 システム:WebORCA
 千葉県のクリニック様より、公費381(障害3)+後期高齢2割で使用した場合、
 配慮措置該当日の請求額は配慮措置が適応された額、レセプトの公負担額も
 配慮措置が適応された額が正しいと、返戻になった旨相談がありました。
 <収納>
 1日目6588点 300円
 2日目1091点 300円
 3日目78点 160円(78円が正しい)
 4日目78点 160円(78円が正しい)
 <レセプト>分点は無し
 7835| |10835
   | |912(756が正しい)

□対応内容
 窓口計算について(外来)
 (1)【現物給付対象者の特別計算(高齢者・外)】の左側の設定に、
  「3 1と同様(後期2割の場合、配慮措置計算で算出した金額と比較する)」を追加する。
 (2)左側の設定を「3」で行った場合、かつ、後期高齢2割の場合
  配慮措置計算で「(月上限額-診療済み主保険負担相当額)」を算出する。
  <補足>
  月上限額は「1割負担+3,000円」(※)又は「18,000円」のいずれか低い額
  75歳到達月は「1割負担+3,000円」(※)又は「 9,000円」のいずれか低い額
  (※)計算式:「6,000円+(医療費-30,000円)×0.1」
 (3)「(月上限額-診療済み主保険負担相当額)」と(回・日上限額)を比較し、
 「(月上限額-診療済み主保険負担相当)」の方が小さい場合は、その金額を患者負担とする。
  <補足>
  医療費が30,000円を超える場合は、月上限額が1円単位の金額となるため、
 「(月上限額-診療済み主保険負担相当)」の方が小さい場合の患者負担は1円単位となる。
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