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パッチ提供(第63回)◆日医標準レセプトソフト ver 5.2.0 全8件:受付/登録/診療行為/入退院登録/請求管理/チェックマスタ/API/帳票


▲厳重注意事項:

  プログラム更新時において、データベースの構造変更処理が実行される場合があります。
  データ量によっては、時間を要する場合がありますので、
  実行中は誤って電源を切らないようにしてください。


プログラム更新処理手順について

■WebORCAクラウド版:
 メンテナンスにて自動で適用されます。

■WebORCAオンプレ版:
 ログイン画面よりユーザ名、パスワード入力後、「アップデート」ボタンを押下し、
 プログラム更新をおこなってください。

 プログラム更新後は画面左下にありますバージョン情報の「アプリケーション」
 部分が提供日付となっていることをご確認ください。

 ※ 下記コマンドでもプログラム更新が可能です
 $ systemctl stop jma-receipt-weborca
 $ sudo weborca-install
 $ systemctl start jma-receipt-weborca

■日レセオンプレ版(MONTSUQI):
 「トップメニュー」から「03 プログラム更新」を選択します。

 「更新」ボタンをクリックするかF12キーを押します。

 「プログラム更新を実行します。よろしいですか?」に対し
 「OK」をクリックするかF12キーを押します。

 3分〜5分程度待ちます。
 (ダウンロードを行うため回線の込み具合によりこれ以上かかる場合もあります。)

 「状況」ボタンをクリックするかF11キーを押します。
 画面中の一覧最下行の処理状態が「済」になればプログラムの取得は終了していることを表します。

 これを確認したらメニューに戻って業務を再開してもかまいませんが
 この処理は自動的に自システム(日レセ)の再起動を行いますのでその処理中には
 画面がフリーズしたようにしばらく動かなくなることがあります。
 しばらく(長くても1分程度)待っていただければ画面は動き出しますのでご注意ください。

※スタンバイサーバのプログラム更新について

 プログラム更新は基本的にマスタサーバのみおこないます。
 レプリケーション状態ではスタンバイサーバ側のDB更新ができず、プログラム更新処理が
 エラーとなるため、スタンバイサーバではおこないません。

 スタンバイサーバでは、障害発生時、マスタ昇格した際にプログラム更新をおこなってください。
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第62回:令和6年6月18日(2024-06-18)提供分

* パッチ提供に関するドキュメントは 
 PD-520-63-2024-06-18.pdf
 です

(A)受付

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□対応範囲:受付
□管理番号:nsupport20240502-039
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 日レセソフトで「11 受付」を開き、患者番号を入力して「受付完了」を押下
 すると「現在の予約、受付状況」という欄の下に患者情報が表示されます。
 その患者情報の中で、後期高齢者になり、負担割合が変わったという方
 がいたのですが、その方の背景色が変化しないというご質問をいただきました。
 ORCAのオンライン資格確認操作手引きを拝見しますと、「オン資格」を
 押下した後の画面では、保険者番号・記号・番号と一致する有効な資格
 確認結果かつ、患者番号が登録されている場合、本人家族区分・負担
 割合(高齢者のみ)が一致しない時:「#f3bf88(淡香 うすこう)」が背景色
 として表示されるとありますが、受付の画面でも同様に背景色は変わり
 ますでしょうか。

□対応内容
 受付一覧に反映するオン資格確認の情報で、本人家族区分・負担割合(高齢者のみ)が
 一致しない場合の背景色:#f3bf88(淡香 うすこう) の表示をしていませんでしたので
 表示するように修正しました。
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 (B)登録

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□対応範囲:登録
□管理番号:support20240610-051
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 協会と生活保護を併用している特定の患者様でオン資格を行うと、「致
 命的エラー」が表示されると申し出がありました。
 協会、生活保護共に適用期間が有効な状態で登録があります。
 12登録画面では、生活保護の受給者番号を空欄にしており、42明細
 書の「生保等入力」にて登録する運用です。
 【現象】
 1)生活保護の受給者番号が空欄の状態
 2)オン資格にて照会
 3)致命的エラーとなる(★、◎共に同じエラーが表示される)
 4)12登録画面で受給者番号を手入力
 5)致命的エラーが解消される
 6)再度、オン資格にて照会
   資格確認結果:主保険:該当資格なし、生保:疑資格
 7)オンライン認証の表示
   状態:主保険:有効、生保:該当無
 8)主保険を選択して、患者確認に進むとエラー情報を表示
   「保険併用の医療扶助照会中です。選択出来ません。」がでる
 9)メッセージを閉じて、再度患者確認すると照会画面に進む
 【質問】
 1)何が原因で「致命的エラー」が表示されるのでしょうか
 2)上記現象の「6」「7」の表示が矛盾していると思われますが、
   登録に問題がありますでしょうか
 3)上記現象の「8」で表示されるエラー情報は、生保との併用時に
   必ず表示される仕様でしょうか

□対応内容
 ・不要な資格確認依頼(生保(医療扶助))対応
  生保の負担者番号または受給者番号が設定されていない
  場合は資格確認を行わないようにしました。
 ・POP通知不具合対応(生保の判定誤り対応)
  併用の場合、生保の判定誤りによりPOP通知が逆転する
  場合がありこの対応を行いました。
 生保で資格確認を行う場合、仮として最初に資格確認レ
  コードを作成するときに被保険者証区分に「A1」を設定しま
  すが、資格確認結果が返却された時に「該当なし」等の場
  合は資格確認結果が全て空白で戻ってくるので、資格確
  認レコードの被保険者証区分が空白で更新されていました。
  このため、保険と生保が併用のときに、どちらも被保険者
  証区分がA1以外となりPOP通知の保険と生保の表示が逆
  になっていました。
  資格確認レコードの被保険者証区分が「A1」のときは被保
  険者証区分の更新は行わないようにしました。
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 (C)診療行為

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□対応範囲:診療行為
□管理番号:support20240516-003
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 処置で使用する特定器材の請求点数についてお問い合わせがありました。
 特定器材商品(058000064)-器材コード(710010006)2630円=263点
 レセプトで「5点」と表示されている診療日が複数あります。
 該当する診療日(例:4/23)を訂正表示の上Enterを押したところ点数が
 2195点→2458点となりましたが本来は2453点が正しい点数となります。
 この差分の5点はどこから発生しているのでしょうか。
 また、特定器材を2つ使用しているが算定は1回のみ可の為か電子カル
 テ送信データの取込みを行うと2つ目は(器材コード)のみで表示されて
 います。
 なお、2つ目の(器材コード)を削除すると正しい点数2453点と表示が変
 わりました。

□対応内容
 診療行為入力で商品名コードと商品名コードから自動算定
 する紐づけある器材コードの間に行挿入が出来たので出来
 ないように修正しました。
 商品名コードと紐づけてある器材コードの間に別のコードを
 挿入した場合、訂正時で展開した時、商品名コードの直下に
 器材コードがないので再度器材コードを展開します。
 この為、登録時の器材コードと重複していました。
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(D)入退院登録

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□対応範囲:入退院登録
□管理番号:ssupport20240607-061
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 (I03)入院歴作成画面で
 初回:1初回  初歴:1 他院/自院:3 他院歴(特別な関係にある医療機関)
 コメント:〇〇病院(DPC病院)
 入院日:R6.4.26 退院日:R6.6.6
 通算対象日数:42 (うち特定入院料対象日数:0)
 として他院入院歴を作成し、自院(病棟種別:一般病棟)入院歴を
 入院日:R6.6.7 初回/継続:2継続 初歴:1
 で登録しました。
 この状態で入院会計照会を確認すると、入院料(地域包括ケア病棟入
 院料1)が40日以内(2838点)で算定されます。
 自院入院の時点で通算入院日数は42日となるため、41日以上(2690点)
 で算定されるのでは?とのお問い合わせがありました。

□対応内容
 入退院登録画面の「入院歴作成」で登録した入院歴のうち
 「特定入院料対象日数」取得に不具合があり、入院歴に継
 続して特定入院料による入院登録を行った場合に正しく入
 院会計が作成できない不具合がありましたので修正しました。
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(E)請求管理

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□対応範囲:請求管理
□管理番号:support20240511-001
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 ORCAに登録のある患者番号と.HEN .SAH内の患者番号が違った場合
 にもデータ取込ができるようになりましたが43請求管理→【患者設定】で
 紐づけする際に保険者・記号番号が同じ家族が表示されました。
 該当患者をクリックすると家族と紐づけされてしまいましたが【解除】をク
 リックし【氏名検索】から該当の患者を紐づけすることができました。
 該当患者をクリックする前には【氏名検索】が押せずどのように紐づけす
 る方法が正しいのでしょうか。

□対応内容
 「44 総括」のデータ取込で患者番号から患者情報の取得が
 できなかった返戻データを「43請求管理」の「F6 患者設定」
 で紐づけを行ったとき、保険者番号、記号番号が一致する
 患者が複数存在する場合に紐づけた患者情報とは違う氏
 名、生年月日、性別の表示を行っていましたので修正しました。
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(F)チェックマスタ

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□対応範囲:チェックマスタ
□管理番号:ncp20240613-015
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 生活習慣病管理料2を算定している患者に、「特定疾患処方管理加算
 が算定できます。OKで自動算定します。」のメッセージが出てきてしまう
 ため、チェックマスタ 「5 診療行為の併用算定(同月内)」で生活習慣病
 管理料2に特定疾患処方管理加算を追加しようとしたが適用コードが
 600件まであり、項目に空きがなく追加も削除もできない状態です。
 これ以上チェックマスタに適用コードを追加することはできないのでしょうか。

□対応内容
 チェックマスタ設定画面で「5 診療行為の併用算定(同月
 内)」の画面(X08)の上限件数を600件から700件にしました。
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 (G)API

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□対応範囲:API
□管理番号:ncp20240612-053
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 令和6年6月以降の療養病棟入院基本料1を算定している医療機関様
 より電子カルテからADL評価表の内容をAPIにてORCAへ送信した際に
 以下状況でORCA側の入院料が正しい表示にならないと連絡がありました
 電子カルテ:「疾患状態区分3」「処置区分3」→「入院料1」でORCAへ送
 信ORCA:「疾患状態区分3」「処置区分3」→「入院料4」となる
 他の疾患状態区分と処置区分の場合は正しい入院料でORCAに表示さ
 れているとのことです。

□対応内容
 API(/orca32/hsptevalmodv2)で医療区分・ADL点数を登録
 した際の疾患状態区分の判定に誤りがあり、正しい入院料
 が登録されない不具合を修正しました。
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 (H)帳票

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□対応範囲:帳票
□管理番号:処方箋料算定漏れ疑い患者一覧の件
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 小児科外来診療料、初・再診料の算定に関わらず、処方箋料で乳幼児
 加算の剤が算定されている患者について、令和6年6月処方箋料等算定
 漏れ疑い患者一覧に対象者としてあがってきてしまうとのご報告がござ
 いました。

□対応内容
 A処方箋料等算定漏れ疑い患者一覧で、処方箋料と乳幼児
 加算の算定がある場合に対象となっていましたので除外す
 るように修正しました。
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