パッチ提供(第77回)◆日医標準レセプトソフト ver 5.2.0 全11件:登録/診療行為/総括表、公費請求書/システム管理マスタ/API/帳票/地方公費・負担金計算関係/その他
▲厳重注意事項: プログラム更新時において、データベースの構造変更処理が実行される場合があります。 データ量によっては、時間を要する場合がありますので、 実行中は誤って電源を切らないようにしてください。
プログラム更新処理手順について ■WebORCAクラウド版: メンテナンスにて自動で適用されます。 ■WebORCAオンプレ版: ログイン画面よりユーザ名、パスワード入力後、「アップデート」ボタンを押下し、 プログラム更新をおこなってください。 プログラム更新後は画面左下にありますバージョン情報の「アプリケーション」 部分が提供日付となっていることをご確認ください。 ※ 下記コマンドでもプログラム更新が可能です $ systemctl stop jma-receipt-weborca $ sudo weborca-install $ systemctl start jma-receipt-weborca ■日レセオンプレ版(MONTSUQI): 「トップメニュー」から「03 プログラム更新」を選択します。 「更新」ボタンをクリックするかF12キーを押します。 「プログラム更新を実行します。よろしいですか?」に対し 「OK」をクリックするかF12キーを押します。 3分〜5分程度待ちます。 (ダウンロードを行うため回線の込み具合によりこれ以上かかる場合もあります。) 「状況」ボタンをクリックするかF11キーを押します。 画面中の一覧最下行の処理状態が「済」になればプログラムの取得は終了していることを表します。 これを確認したらメニューに戻って業務を再開してもかまいませんが この処理は自動的に自システム(日レセ)の再起動を行いますのでその処理中には 画面がフリーズしたようにしばらく動かなくなることがあります。 しばらく(長くても1分程度)待っていただければ画面は動き出しますのでご注意ください。 ※スタンバイサーバのプログラム更新について プログラム更新は基本的にマスタサーバのみおこないます。 レプリケーション状態ではスタンバイサーバ側のDB更新ができず、プログラム更新処理が エラーとなるため、スタンバイサーバではおこないません。 スタンバイサーバでは、障害発生時、マスタ昇格した際にプログラム更新をおこなってください。
* パッチ提供に関するドキュメントは PD-520-77-2025-01-28.pdf です ──────────────────────────────────── (A)登録 ──────────────────────────────────── □対応範囲:登録 □管理番号:support20250110-011 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 マイナ保険証で保険の取込をおこないました。 新しい保険だったので新保険が取り込まれると思いますが、旧保険の有効期限の 終了日を手入力で入れていました。 新保険を取り込む際に、前回の保険の終了日を取り込むかで「はい」を選択すると 自動的に保険を取り込んだ日の前日に日付が入ってしまいました。 □対応内容 オンライン資格確認から保険を追加する時、高齢者保険・被保険者資格証明書以外は、 環境設定のシステム日付を保険開始日に設定して展開します。 この時、システム日付がオン資格確認の被保険者証有効開始年月日より前であっても システム日付で展開していました。 システム日付より被保険者証有効開始年月日が後日であれば 被保険者証有効開始年月日を設定するように修正しました。 ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── □対応範囲:登録 □管理番号:support20250115-017 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 【内容】 患者登録の画面で、後期高齢の保険が被っているという内容が出てくる。 後期高齢と生活保護の期間はかぶっていないように見受けられます。 □対応内容 患者登録画面で「前↑」「次↓」「←タブ切替」「タブ切替→」を押下する時、 保険・公費の期間重複エラーは表示しないようにしていますが、後期高齢者と 生活保護の期間重複がある時はエラーを表示していました。 これにより、画面表示していない公費・保険を表示することが出来ず期間変更が 出来ませんでした。 「前↑」「次↓」「←タブ切替」「タブ切替→」押下時は、後期高齢者と 生活保護の期間重複エラーも表示をしないように修正しました。 国保・後期高齢者と残留邦人等の重複も同様にしました。 ──────────────────────────────────── (B)診療行為 ──────────────────────────────────── □対応範囲:診療行為 □管理番号: □問い合わせ(不具合)及び改善内容 医療DX推進体制整備加算の対象となる利用率は2月適用分より 「レセプト件数ベース利用率」のみとなります。 例えば、2月適用分の算定にあたっては、9月~11月診療月のレセプト件数 ベース利用率の最高値を用いることができますが、11月(3月前)診療月の 利用率のみ参照して点数を自動算定していましたので、9月~11月の3月間を 参照するように修正しました。 □対応内容 ──────────────────────────────────── (C)総括表、公費請求書 ──────────────────────────────────── □対応範囲:総括表、公費請求書 □管理番号:support20250115-04 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 医院様よりORCAから出力されたEFファイルをチェックツールで確認したところ 「622973901 ビルダグリプチン錠50mg」が診療明細名称がセットされて いませんというエラーが出ると問合せを受けています。 □対応内容 入院料の包括分として診療行為画面より「9999 包括分入力」で入力した薬剤の 名称が入院EFファイルに記録されない場合がある不具合を修正しました。 入院EFファイルの対象診療年月と薬剤の点数マスタ有効開始年月が同じで 薬剤の開始日が月途中からの場合、現象が発生しました。 (点数マスタからの薬剤名称取得を診療年月の1日で参照していた為) ──────────────────────────────────── (D)システム管理マスタ ──────────────────────────────────── □対応範囲:システム管理マスタ □管理番号: □問い合わせ(不具合)及び改善内容 システム管理「1006 施設基準情報」の更新を複数端末で同時に行った場合、 期間が重複することがありました。 複数の端末から同じ最終履歴を選択し、一方の端末で終了日を更新後、 新しい履歴を追加した後、別の端末で終了日の変更なしで更新した場合に、 最初の履歴と新しい履歴で期間重複していました。 登録時にシステム管理を検索し、選択時の期間以外の履歴の期間と 今回の期間が重複するかチェックを行うようにしました。 □対応内容 ──────────────────────────────────── (E)API ──────────────────────────────────── □対応範囲:API □管理番号:request20230908-001 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 診療行為コード9桁をキーに、点数マスタの名称を取得するAPIを要望致します。 □対応内容 API入力・診療コード内容取得(/api01rv2/medicationgetv2) リクエスト番号=03 リクエストコードに設定した診療行為コードの情報を取得します。 1.診療行為コードで点数マスタを基準日で検索し、点数マスタの内容を返却します。 基準日で存在しない場合は最終履歴の内容を返却し、基準日では無効である旨を返却します。 ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── □対応範囲:API □管理番号: □問い合わせ(不具合)及び改善内容 電子カルテ共有サービスでの同意情報がオンライン資格確認システムへ 連携されましたので、患者基本情報の取得(/api01rv2/patientgetv2)にて 同意情報を返却するようにしました。 なお、この同意情報を取得するには最新のonshi-toolsが必要となります。 □対応内容 ──────────────────────────────────── (F)帳票 ──────────────────────────────────── □対応範囲:帳票 □管理番号:request20250106-001 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 出産育児一時金の新様式への変更依頼が医療機関へ届いているようです。 情報を確認したところ、大阪府国民健康団体連合会のホームページに 記載がございました。 https://www.osakakokuhoren.jp/index_hk/news/post-319.html □対応内容 「52 月次統計」より出力する「出産育児一時金等代理申請・受取請求書」について 請求年月が令和7年2月以降から項目見出しの変更を行いました。 「被保険者証記号」→「被保険者等記号・番号の記号」 「被保険者証番号」→「被保険者等記号・番号の番号」 【参考】 厚生労働省サイト「出産育児一時金の支給額・支払方法について」に掲載の帳票サンプル 出産育児一時金等代理申請・受取請求書(専用請求書)(ダウンロード用) https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000504017.xls ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── □対応範囲:帳票 □管理番号:診療科別医薬品使用量統計について □問い合わせ(不具合)及び改善内容 12月6日に告示された医薬品(622972001,622971801等)について、 診療科別医薬品使用量統計[ORCBG001]に出力されないとのお問合せがございました。 [ORCBG001V01]も同様で、マスタの有効開始日が「1日」になっていないと、 リストに反映されないようです。 □対応内容 12月6日に告示された医薬品が診療科別医薬品使用量統計(ORCBG001)の 12月分に集計されていませんでしたので対象とするように修正しました。 診療科別医薬品使用量統計(期間指定)(ORCBG001V01)も同様に修正しました。 ──────────────────────────────────── (G)地方公費・負担金計算関係 ──────────────────────────────────── □対応範囲:地方公費・負担金計算関係 □管理番号:kk103141 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 大分県の重度障がい者医療費助成制度の医療費自己負担額支払明細書について ご質問をいただき、お力賜りたくご連絡させていただきました。 月途中に75歳になられた患者様で、10/13までは前期高齢者で所得区分は一般、 10/14からは後期高齢者で、所得区分は低所得1となっています。 また長期高額療養費の対象でもあります。 市役所からは下記の内容で医療費自己負担額支払明細書に記載するようにとの連絡がありました。 前期高齢者:10/1〜10/13までの自己負担は5,000円(長期高額療養費の上限額10,000円の半分) 後期高齢者:10/14〜は自己負担額は4,000円(後期高齢者低所得1の上限8,000円の半分) しかし、日医標準レセプトソフトで医療費自己負担額支払明細書を出力したところ 前期高齢者:10/1〜10/13は5,000円 後期高齢者:10/14〜は10,000円と記載されてしまいます。 上記を受け、患者登録画面の「所得者情報」タブにて低所得1の認定日と 標準負担額減額開始日が10/14〜としていたため10/1〜と変更しましたが、 今度は下記のようになりました。 前期高齢者:10/1〜10/13は4,000円 後期高齢者:10/14〜は4,000円 いずれも市役所からの指示のあった金額になりませんでした。 またレセプトも市役所からの指示の通りであれば、窓口負担は前期高齢者5,000円、 後期高齢者4,000円と記載されると思われますが、今現在前期高齢者5,000円、 後期高齢者3,000円という記載になっています。 □対応内容 75歳到達月の特例において、以下事例の計算に不備がありましたので修正しました。 <事例> 外来、月途中で75歳に到達 10/13まで:前期高齢者 国保(2割)、所得区分(一般) 10/14から:後期高齢者(1割)、所得区分(低所得1) 公費情報:大分県地域公費184、マル長972(公費は両方共10/1以前から適用) ・国保+184+972:請求点数10,000点、患者負担5,000円 ・後期+184+972:請求点数10,000点、患者負担3,000円→4,000円【※】 【※】 A:低所得1の自己負担限度額8,000円、B:国保+184+972の患者負担5,000円 A-B=3000円(※1)、Aの半額4,000円(※2)、請求点数の1割10,000円(※3) (※1)(※2)(※3)のうち一番小さい金額を患者負担とする計算になっていましたので 修正しました。((※1)は比較対象から除外しました) ──────────────────────────────────── (H)その他 ──────────────────────────────────── □対応範囲:その他 □管理番号:request20250106-001 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 第77回パッチにより、以下のテーブルを変更しました。 資格確認照会結果格納テーブル(TBL_ONSHI_KAKU) DB管理情報は S-050200-1-20250120-1 となります。 ※データベーススキーマチェックは最新版をダウンロードしてください。 □対応内容 ──────────────────────────────────── 事例>