パッチ提供(第85回)◆日医標準レセプトソフト ver 5.2.0 全13件:受付/登録/診療行為/データチェック/明細書/請求管理/API/その他
▲厳重注意事項: プログラム更新時において、データベースの構造変更処理が実行される場合があります。 データ量によっては、時間を要する場合がありますので、 実行中は誤って電源を切らないようにしてください。
プログラム更新処理手順について ■WebORCAクラウド版: メンテナンスにて自動で適用されます。 ■WebORCAオンプレ版: ログイン画面よりユーザ名、パスワード入力後、「アップデート」ボタンを押下し、 プログラム更新をおこなってください。 プログラム更新後は画面左下にありますバージョン情報の「アプリケーション」 部分が提供日付となっていることをご確認ください。 ※ 下記コマンドでもプログラム更新が可能です $ systemctl stop jma-receipt-weborca $ sudo weborca-install $ systemctl start jma-receipt-weborca ■日レセオンプレ版(MONTSUQI): 「トップメニュー」から「03 プログラム更新」を選択します。 「更新」ボタンをクリックするかF12キーを押します。 「プログラム更新を実行します。よろしいですか?」に対し 「OK」をクリックするかF12キーを押します。 3分〜5分程度待ちます。 (ダウンロードを行うため回線の込み具合によりこれ以上かかる場合もあります。) 「状況」ボタンをクリックするかF11キーを押します。 画面中の一覧最下行の処理状態が「済」になればプログラムの取得は終了していることを表します。 これを確認したらメニューに戻って業務を再開してもかまいませんが この処理は自動的に自システム(日レセ)の再起動を行いますのでその処理中には 画面がフリーズしたようにしばらく動かなくなることがあります。 しばらく(長くても1分程度)待っていただければ画面は動き出しますのでご注意ください。 ※スタンバイサーバのプログラム更新について プログラム更新は基本的にマスタサーバのみおこないます。 レプリケーション状態ではスタンバイサーバ側のDB更新ができず、プログラム更新処理が エラーとなるため、スタンバイサーバではおこないません。 スタンバイサーバでは、障害発生時、マスタ昇格した際にプログラム更新をおこなってください。
* パッチ提供に関するドキュメントは PD-520-85-2025-08-26.pdf です ──────────────────────────────────── (A)受付 ──────────────────────────────────── □対応範囲:受付 □管理番号: □問い合わせ(不具合)及び改善内容 患者メモ登録は受付と診療行為から遷移できますが、受付と診療行為では排他制御が掛かりません。 この為、受付と診療行為で同じ患者番号で患者メモ登録を行ったときに 重複登録することがありましたので対応しました。 1.新規のメモを登録する時、「登録」を押下し確認メッセージを表示した ままの状態で、別業務で他端末から同じ患者番号、診療科でメモを登録した後に、 確認メッセージの「OK」押下でメモ登録した時、診療科で複数登録していました。 後に登録したメモ内容で更新するようにしました。 2.メモ一覧を選択した時、選択したメモが他端末で削除されていたとき、 診療科を空白、メモ内容空白で展開していましたが、「選択したコメントがありません。 「クリア」押下で一覧更新を行って下さい。」とエラーメッセージを表示するようにしました。 □対応内容 ──────────────────────────────────── (B)登録 ──────────────────────────────────── □対応範囲:登録 □管理番号:support20250805-009 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 当院で登録・来院もしていない方がオン資格で名前がでる。 □対応内容 原因は不明ですが、照会番号が誤って設定されている場合があるため、 それを打ち消す(クリア)対応を顔、保険証等の資格確認結果に対して行いました。 また、訪問(オン診)診療患者の「保険変更」のPOP通知が漏れていましたので対応しました。 ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── □対応範囲:登録 □管理番号:request20250409-001 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 マイナンバーカードを通し、オン資格の情報をORCAへ取り込む際、 保険者番号は以前と変更ないが記号と番号などが変わっている場合に [F10 保険変更]が押せてしまう。 間違って[F10 保険変更]を押した場合に保険情報を上書きしてしまう前に 一度警告などを出してもらうなど改善の余地がないでしょうかとのご要望。 □対応内容 「(P033)患者登録-オンライン資格確認」で、保険の記号・番号のみが 変更となった時は「F12 保険追加」にカーソル移動を行います。 また、記号・番号の変更時に「F10 保険変更」押下した時、確認ダイアログを表示します。 1,オン資格の保険情報と登録済みの保険の保険者番号・本人家族区分・ 負担割合(高齢者)が一致し、記号・番号が変更となっている時、オン資格の 保険情報の開始日が登録済みの保険の開始日より後の時は、フォーカスを 「F12 保険追加」に設定します。 2.「F10 保険変更」を押下した時、記号・番号が変更となっている時は、 「オンライン資格確認と記号番号が異なります。保険情報を上書きします。 よろしいですか?」と確認メッセージを表示します。 ──────────────────────────────────── (C)診療行為 ──────────────────────────────────── □対応範囲:診療行為 □管理番号:support20250724-013 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 ユーザー様より「登録時と診療内容が違います。必ず登録をして点数を 変更してください。」の警告についてお問い合わせをいただいております。 いつも入力をしている内容だが、該当の患者様(禁忌薬剤を処方時)にだけ メッセージが出るとのことです。 ◎該当患者様の入力は以下になります。 [自賠責保険] 禁忌薬剤あり(622466101:モーラスパップ×R120mg) [診療行為入力] ・再診料、明細書発行体制等加算 143点、外来管理加算(読み替え加算)52点 ・再診時療養指導管理料 92点 ・院内処方 622466101:モーラスパップ×R120mg 14枚 40点 ・消炎鎮痛等処置(器具等による療法)1回目額 35点、2回目腰 52点 請求点数は間違いはないとのことですが、ORCAで診療行為画面で通り直しをしても 訂正で開くと該当の警告がでるとのことです。 社内機で検証しましたが、禁忌薬剤を処方している時に消炎鎮痛等処置を 2回算定すると該当の警告が出てきます。 □対応内容 外来診療行為の労災・自賠責の訂正展開時に、処置等の外来管理加算の特例の対象が 複数存在していて、かつ、禁忌薬剤の入力があった時、内容の違いがなくても 「警告!!登録時と診療内容が違います。必ず登録をして点数を変更して下さい。」を 表示していましたので表示しないように修正しました。 ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── □対応範囲:診療行為 □管理番号: □問い合わせ(不具合)及び改善内容 「通院・在宅精神療法(20歳未満)加算」の算定がある時、 通院・在宅精神療法開始日(099830102)の算定がない時は警告メッセージを表示します。 1.初診料と「通院・在宅精神療法(20歳未満)加算」を算定した時、 「通院・在宅精神療法開始日」の入力または算定履歴に登録がない時は、 警告メッセージ「警告!通院・在宅精神療法開始日(099830102)の算定を 行ってください。」を表示します。 初診料(同一日複数科受診の2科目)で「通院・在宅精神療法(20歳未満)加算」を 算定した時も同様です。 2.初診料と「通院・在宅精神療法(20歳未満)加算」を算定した時、 「通院・在宅精神療法開始日」の算定履歴の登録が過去日であれば、 警告メッセージ「警告!通院・在宅精神療法開始日(099830102)の算定を 行ってください。」と登録済みの開始日を表示します。 3.初診料以外で「通院・在宅精神療法(20歳未満)加算」の算定がある時、 「通院・在宅精神療法開始日」の入力または算定履歴に登録がない時は、 警告メッセージ「警告!通院・在宅精神療法開始日の履歴登録がありません。」を表示します。 4.「通院・在宅精神療法(20歳未満)加算」の精神科初回受診年月日の 選択式コメントコードが同一剤にあれば警告メッセージの表示は行いません。 5.「児童思春期精神科専門管理加算」の算定時も同様とします。 □対応内容 ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── □対応範囲:診療行為 □管理番号:support20250718-020 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 同月内に医療保険と労災の診療があり、どちらも初診を算定しています。 医療機関様の方で確認されたところ、医療保険・労災それぞれで医療情報 取得加算が算定できるとのことでした。 102点数マスタから医療情報取得加算を開き、ユーザー設定でエラー処理を 「9」に変更したのですがエラーが表示され登録ができませんでした。 □対応内容 医療情報取得加算を健保と労災でそれぞれで算定する時、点数マスタのユーザー設定で 上限回数のエラー処理を「9」に設定しても、同月に医療情報取得加算の算定が ある時は、「0061 医療情報取得加算は算定済みです。」のエラーとなっていました。 入力した医療情報取得加算の上限回数のエラー処理が「9」であれば、 警告メッセージ「警告!医療情報取得加算は算定済みです。」を表示するように修正しました。 また、上限回数が他月数に設定があり、エラー処理が「9」の時、上限回数を超えた時の 警告メッセージが「K004 警告!既に今月算定済みです。」でしたので、 「K093 警告!算定上限回数を超えています。」とするように修正しました。 中途データ展開時に診察料を自動算定する時も上限回数がエラー・警告対象であれば、 医療情報取得加算の送信(電子カルテなどから)があっても自動算定は行いません。 展開後に医療情報取得加算を手入力して下さい。 また、同月で初診を算定した後に再診と医療情報取得加算(再診)を送信された時は 自動算定します。展開後に警告メッセージを表示します。 ──────────────────────────────────── (D)データチェック ──────────────────────────────────── □対応範囲:データチェック □管理番号:ncp20250730-012 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 医院様より、データチェックで「コメント内容が未入力です」が 急にでてくるようになったとお問い合わせがございました。 確認したところ、コード:0084*****で作成したコメントでコメント文の間に 数字の入力がないものが引っかかっているようです。 社内機でも検証したところ、28日付のパッチの影響かと思われますが、 データチェック部分の対応内容には、院外の選択式コメントの修正についての 記載しかありませんでした。 0084*****だけでなく、他のコメントコードなどもデータチェック部分変更があったのでしょうか? □対応内容 前回のパッチ提供にて院外処方の医薬品に対する選択式コメント内容有無チェックを 追加しましたが、チェック対象とする条件が不適切でしたので修正しました。 ──────────────────────────────────── (E)明細書 ──────────────────────────────────── □対応範囲:明細書 □管理番号:ncp20250728-021 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 ある透析の医療機関様でR7.1の返戻が返ってきた R6/11/29~R7/1/6 15更生 R7/1/7~R7/1/18 協会 15更生 82マル障 R7/1/19~ 15更生 レセプトにR7/1/19~の履歴が反映しないとお問い合わせがありました。 患者登録では 保険登録:協会の保険がR7/1/7~1/18 公費登録:更生 R6.11.29~9999999 82 182マル障 R7/1/7~R7/1/18 所得者情報の公費負担額:更生 R6.11.29~9999999 負担金は0円 保険組合せの履歴を確認すると更生の負担割合が R6/11/29~R7/1/6 15更生と R7/1/19~ 15更生とで分かれた状態で保険組合せができておりました。 レセプトに反映させないのは保険組間瀬が1/19~になっているのではと思い、 R6/12/31できって、同じ番号でR7/1/1~登録しても同じような現象で 2つ保険組合せが採番されました。 どのようにしたらレセプトに反映するようになりますでしょうか? □対応内容 月内に同じ公費で公費単独、保険+公費、公費単独となった場合は、 1枚にまとめて併用レセプトを作成しますが、公費単独の保険組合せ番号の 小さい番号からひとつだけまとめていましたので、後の公費単独分に該当する日数、 診療の記載、点数の集計が漏れていました。 同じ公費の保険組合せは全てまとめるように修正しました。 例) 更生:R6.11. 1~99999999 協会:R7. 7.10~R7. 7.20 保険組合せ 0001:更生 R6.11. 1~R7. 7. 9 0002:協会+更生 R7. 7.10~R7. 7.20 0003:更生 R7. 7.21~99999999 保険組合せ0002と0001のみまとめるため、保険組合せ0003に該当する日数、 診療の記載、点数が記載されない。 ──────────────────────────────────── (F)請求管理 ──────────────────────────────────── □対応範囲:請求管理 □管理番号:support20250819-025 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 しばらく前から「43 請求管理」の「返戻一覧」にて印刷時にプレビューが出ず、 即印刷されてしまう。 システム管理情報の職員情報設定でログインユーザの「クライアント印刷時ダイアログ表示」は 「1 表示する」の設定で使用されている医療機関となります。 社内環境のWebORCAクラウド及びWebORCAオンプレで検証しましたが当該医療機関と同様の現象でした。 2025-04-23のパッチ提供(第80回)にて、【「43 請求管理」の返戻一覧からの 印刷処理にクライアント印刷の対応が漏れていましたので修正しました。】とありますが、 確認できた現象はこの対応の影響によるものでしょうか。 □対応内容 「43 請求管理」の「返戻一覧」で一覧からデータを選択、「F12 印刷」押下で 「F12 印刷する」を選択したときに、システム管理「1010 職員情報」で ログインユーザの「クライアント印刷時ダイアログ表示」を「1 表示する」と 設定していても表示が行われませんでした。 「クライアント印刷時ダイアログ表示」の設定に従い表示するように修正しました。 ──────────────────────────────────── (G)API ──────────────────────────────────── □対応範囲:API □管理番号:request20240114-001 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 APIについての要望です。 [メモ2]について、[取得]はAPIで可能になっていますが、[登録]を可能にする APIが見つかりません。 [メモ2]を[登録]する機能をもったAPIを作っていただけないでしょうか? 用途としては[再来受付用アプリ(自作)で患者本人から連絡事項を取得し、 診察室で確認する]という場面を想定してます。 □対応内容 APIで患者メモ登録の登録・更新・削除を可能としました。 1.API患者メモ登録(/orca06/patient_memomodv2)でメモの更新処理を行います。 指定した患者番号、診療科(00:全科)、登録日(未設定はシステム日付)で メモ2を更新します。 メモ区分に「1」の指定があればメモ1を更新します。 排他チェックは受付と行います。受付・患者登録で処理中はメモ登録出来ません。 診療行為との排他チェックは行いません。 2.患者メモ登録 Request_Number = 01 患者番号、診療科、登録日でメモ2またはメモ1のメモ内容を登録します。 登録済みの時はエラーとします。 3.患者メモ更新 Request_Number = 02 患者番号、診療科、登録日でメモ2またはメモ1のメモ内容を更新します。 更新するメモの登録がない時はエラーとします。 4.患者メモ削除 Request_Number = 03 患者番号、診療科、登録日でメモ2またはメモ1を削除します。 診療科の送信がない時は、すべての診療科のメモを削除します。 5.処理後にpush通知(push_accept02)を行います。 メモ登録画面(XF01)と同じ内容です。 ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── □対応範囲:API □管理番号: □問い合わせ(不具合)及び改善内容 病名登録の開始日などの日付に「R07.07.01」を設定すると、そのまま データベースに登録されてしまいます。 (例) XML <Disease_StartDate type="string">R07.07.01</Disease_StartDate> データベース 1434,01,R07.7.1,1,8834829,,,,,,,1,8834829,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,0,,0,,0,,,睫毛乱生症, 5,睫毛乱生症,5,,,,,,,,,,,api02,20250814,20250814,142254,1,9999,,,,,0,142254,,0,0 上記のデータが登録されてしまうと、画面上に表示されず、同じ日付で 同じ病名が登録できない状況になってしまいます。 □対応内容 患者病名登録API(/orca22/diseasev2、/orca22/diseasev3)の暦日チェックに 誤りがあり、開始日、転帰日に「R07.07.01」を設定すると、そのままデータベースに 登録されてしまいました。 「yyyy-mm-dd」の形式以外の設定のときはエラーとなるように修正しました。 ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── □対応範囲:API □管理番号:【WebORCA】 □問い合わせ(不具合)及び改善内容 電子処方箋CSVデータで銘柄名記載とした経過措置対象の薬剤が含まれる場合は ワーニングメッセージを返却していましたが、令和7年9月診療日以降は ワーニングメッセージの返却を廃止しました。 □対応内容 ──────────────────────────────────── (H)その他 ──────────────────────────────────── □対応範囲:その他 □管理番号: □問い合わせ(不具合)及び改善内容 患者照会テーブル(tbl_ptsrh)について自動的に削除されなかった 不要レコードの削除機能を実装しました。 1.(T01)総括表・公費請求書作成画面で「F1:戻る」をクリックしたタイミングで 削除を行います。 2.削除対象は患者照会テーブル(tbl_ptsrh)の作成日(CREYMD)にシステム日付の 前日以前が記録されたデータとなります。 □対応内容 ────────────────────────────────────