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パッチ提供(第89回)◆日医標準レセプトソフト ver 4.8.0 全20件:登録/診療行為/入退院登録/明細書/総括表、公費請求書/システム管理マスタ/帳票/地方公費・負担金計算関係/その他

■厳重注意事項

【厳重注意事項】
(1) プログラム更新時において、データベースの構造変更処理が実行される場合が
  あります。
  データ量によっては、時間を要する場合がありますので、実行中は誤って、
  電源を切らないようにしてください。

(2) データベース二重化の環境では、データベースの不整合が発生する場合が
  ありますので、従サーバ、主サーバの順でプログラム更新を実行してください。

(3) バージョンは 4.8.0 であってもプレリリース版をインストール
  しているシステムに対しては「プログラム更新」を行わないで
  ください。
  必ず正式リリース版にアップグレードを行ってからさらに
  「プログラム更新」を行ってください。   インストールバージョンの確認方法   kterm などで次のコマンドを入力してください。   $ dpkg -s jma-receipt   Version: 1:4.8.0-1+0jma0.pre.n (n は数字)   というようにVersion情報にpreという文字列がある場合は   プレリリース版です。

■プログラム更新処理手順について

プログラム更新処理手順について

「トップメニュー」から「03 プログラム更新」を選択します。

「更新」ボタンをクリックするかF12キーを押します。

「プログラム更新を実行します。よろしいですか?」に対し
「OK」をクリックするかF12キーを押します。

3分〜5分程度待ちます。
(ダウンロードを行うため回線の込み具合によりこれ以上かかる場合もあります。)

「状況」ボタンをクリックするかF11キーを押します。
画面中の一覧最下行の処理状態が「済」になればプログラムの取得は終了している
ことを表します。

これを確認したらメニューに戻って業務を再開してもかまいませんが
この処理は自動的に自システム(日レセ)の再起動を行いますのでその処理中には
画面がフリーズしたようにしばらく動かなくなることがあります。
しばらく(長くても1分程度)待っていただければ画面は動き出しますのでご注意
ください。

従サーバへのプログラム更新について

プログラム更新業務は接続している「日レセ」サーバ(通常は主サーバ)
に対してのみ修正プログラムの取り込みを行います。

従サーバに対しても修正プログラムの取り込みを行う必要がありますが
この場合は従サーバへ接続を切り替えて行います。
一番簡単な方法は従サーバマシンでglclientをローカル接続(-port  
オプションなし)を行い業務画面を表示させます。
後は、主サーバの場合と同様の操作を行ってください。

■プログラム更新により修正される内容について

第89回:平成30年7月25日(2018-07-25)提供分

* パッチ提供に関するドキュメントは 
   PD-480-89-2018-07-25.pdf
   平成30年8月改定対応資料
  です

(A)登録

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□対応範囲:登録
□管理番号:support20180718-003
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 12登録で保険追加をした場合に保険期間が重複のメッセージが出て登録ができ
 ませんでした。
 通常であれば有効期間の終了日が9999999となっていると自動で保険期間を終
 了させてくると思いますが、自動では切れず手動で期間を区切れば登録できま
 した。
 どこも保険期間は重複していないと思われます。

□対応内容
 患者登録で前期高齢者の時に、船員(002)共済組合
 (031,032,033,034)保険を追加した場合、前の保険と期間が重複する時に補助
 区分の設定があるので終了日を自動設定しないでエラーとしていました。
 補助区分が「7 3割」「8 2割」の時は重複する前の保険の終了日の自動設定
 対象とするようにしました。
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(B)診療行為

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□対応範囲:診療行為
□管理番号:support20180508-045
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 検査の重複算定について問合せがありました。
 以下の検査を同時に実施しています。
 ・リウマトイド因子(RF)定量
 ・MMP-3
 ・抗ガラクトース欠損IgG欠損抗体定性
 算定本には、「3項目以上を併せて実施した場合、主たるもの2つに限り算定す
 る」とあります。
 ・抗ガラクトース欠損IgG欠損抗体定性
 ・MMP-3
 上記2項目を算定すると「抗ガラクトース欠損IgG欠損抗体、MMP-3 上記検査
 は重複算定できません」とエラーになります。

 算定本を確認しましたが、同時算定できないとの記載はありませんでした。
 ただし、(6) 抗シトルリン化ペプチド抗体定性又は定量については以下の記載
 ありましたが、該当しないので算定できるのではないかとの指摘がありました。

 イ 「16」の抗シトルリン化ペプチド抗体定性又は定量、「8」の抗ガラクトー
 ス欠損IgG抗体定性又は定量、「8」のマトリックスメタロプロテイナーゼ
 -3(MMP-3)、「11」のC1q結合免疫複合体、「14」のモノクローナ
 ルRF結合免疫複合体、「16」のIgG型リウマトイド因子及び「16」のC3d
 結合免疫複合体のうち2項目以上を併せて実施した場合には、主たるもの1つに
 限り算定する。

 ORCAの動作は正しいのでしょうか。

□対応内容
 D014-7 MMP-3
 D014-8 抗ガラクトース欠損IgG抗体・定量
 D014-12 C1q結合免疫複合体
 D014-20 モノクローナルRF結合免疫複合体
 D014-22 IgG型リウマイド因子
 これらの検査を重複算定エラーとしていましたが、警告に変更しました。

 D014-23 抗シトルリン化ペクチド抗体・定量と上記検査を含めてどれか1つと
 記載がありますが、D014-2 RF定量と上記検査のどれか2つとの記載もありま
 すので警告としました。
 なお、警告は検査毎に行いますので、2回警告メッセージを表示します。
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□対応範囲:診療行為
□管理番号:ncp20180604-004
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 3月末までは、退院支援加算2を手入力した際には、算定不可のメッセージが
 出ていたのですが、4月からは、入退院支援加算2を手入力した所、メッセー
 ジが出なくなったので、算定可能なのでしょうか?
 
 入院料は、「療養病棟入院基本料2 看護職員等経過措置」(80%)を算定し
 ています。

□対応内容
 診療行為から入院料加算を入力時に電子点数表による算定入院料との併算定チ
 ェックを行っていますが、平成30年4月からの「A246 入退院支援加算」は
 これができなかった事から判定対象外としていましたが、判定対象とするよう
 に修正しました。
 但し「A246 入退院支援加算」の以下「注の加算」は電子点数表でのチェック
 ができない事からチェック対象外です。
 チェック対象外の「注の加算」
 190192870 地域連携診療計画加算(入退院支援加算)
 190207370 小児加算(入退院支援加算1又は2)
 190207470 入院時支援加算(入退院支援加算)
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□対応範囲:診療行為
□管理番号:support20180712-002
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 造影剤使用撮影を6回行った場合、点数は678点です。
 そこに脳脊髄腔造影剤使用撮影加算(148点)を算定すると、678+148=826点
 になると思いますが894点で計算されます。
 これはなぜでしょうか、入力方法に誤りがありますでしょうか。

□対応内容
 画像診断で造影剤使用撮影の数量が1より大きく脳髄膜腔造影剤使用撮影加算
 の数量が1の時に点数計算に誤りがありましたので正しく計算を行うように修
 正しました。
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□対応範囲:診療行為
□管理番号:投与量 警告解除不可
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 ヒルドイドローション0.3%について、点数マスタより投与量と数量換算値等の
 設定をおこなっています。
 設定した投与量を超える数量を換算入力すると警告が表示されますが、警告解
 除入力ができません。

□対応内容
 薬剤の点数マスタに投与量の設定をエラー処理「警告」で登録し、かつ、数量
 換算値の設定がある場合、診療行為で薬剤の数量を換算値入力した時に投与量
 がオーバーした時の警告メッセージが解除できませんでしたので修正しました。
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(C)入退院登録

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□対応範囲:入退院登録
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 以下のように画面遷移を行った後で画面を遡る際に、入退院登録画面から入院
 患者照会画面への遷移が行われず、業務メニューに戻る不具合がありましたの
 で修正しました。
 業務メニュー
 ↓
 入院患者照会画面
 ↓
 入退院登録画面
 ↓
 入院オーダー確認画面

□対応内容

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□対応範囲:入退院登録
□管理番号:support20180703-008
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 H29.1.11~H29.9.16一般病棟
 H29.9.17~H30.6.29介護病棟自院歴作成
 H30.6.30~    一般病棟
 で入退院登録をしております。
 6月に人工呼吸を外来の会計照会から入れようとすると、「入院日です。
 外来での算定はできません。」と表示され、会計照会からの入力ができません。
 診療行為画面では入力できますが、会計照会からの入力ができないのは仕様で
 しょうか?

□対応内容
 入退院登録で自院歴を登録した時、自院歴の期間は外来と入院の両方で診療行
 為登録できますが、会計照会では自院歴の期間が外来で入力できませんでした
 ので対応しました。
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□対応範囲:入退院登録
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 病院設定の場合、入院オーダー確認画面で入院加算コンボボックスの6番目に表
 示される加算の内容に本来は「06 救急・在宅等支援病床初期加算(特定一般病
 棟入院料)」が表示されるところ、定期請求コンボボックスの項目が表示され
 る不具合がありましたので修正しました。

□対応内容

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(D)明細書

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□対応範囲:明細書
□管理番号:ncp20180628-014
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 [orca-biz:07263] パッチ提供◆日医標準レセプトソフト 5.0.0(第29回)/4.8.0
 (第88回)
 修正内容のPDF P.62 番号34 リハビリ開始日・発症日のレセプト記載につい
 ての修正の件で、お尋ねします。
 上記の修正を受け、更新後に以下の2例を試しました。
 例1)
 改善内容の事例内容に、H30.6.6に運動器リハを診療行為入力を加えてみました。
 開始日はH29.10.19となりました。
 つまり、6月はH29.10.19開始のリハと、H29.10.4開始のリハ、両方が存在するよ
 うにしました。
 この状態で6月レセを確認したところ、”運動器リハ:発症 29年10月19
 日”となりました。
 これは、正しいでしょうか。
 例2)
 外来と入院でそれぞれ運動器リハを開始するよう、以下のように入力しました。
 H30.3.15外来にてリハ開始(病名1)以降5.2まで外来でリハビリを算定
 (病名1)
 H30.5.8入院にてリハ開始(病名2)以降5.14まで入院でリハビリを算定
 (病名2)
 H30.5.15退院、診療行為入力>算定履歴>履歴登録にてH30.5.8開始日に終了日
 追加
 H30.5.18外来にてリハビリ算定(病名1)
 この状態で入院・外来ともにレセプトを確認したところ、入院レセ=”運動器
 リハ:発症 30年5月8日”と記載されました。
 外来レセ=”運動器リハ:発症 30年3月15日”と”運動器リハ:発症 3
 0年5月8日”の両方が記載されました。
 外来レセの記載は正しいでしょうか。

□対応内容
 リハビリ開始日・発症日のレセプト記載について、以下の修正を行いました。
 (例)
 ・21診療行為-算定履歴-履歴登録で、運動器リハビリテーション開始日の算
  定履歴を作成する。
  算定日は、H30.3.15とH30.5.8
 ・21診療行為-算定履歴-コメントで、H30.5.8の終了日付
  (画面の左側)に「H30.5.15」を入力する。

 この状態で、外来で、H30.5.2とH30.5.18に運動器リハを診療行為入力し、H30
 .5診療分の外来レセプトを作成すると、
 "*運動器リハ:発症 30年 3月15日"と
 "*運動器リハ:発症 30年 5月 8日"の
 2つの発症日が記載されていましたので、
 "*運動器リハ:発症 30年 3月15日"のみが記載されるよう修正しまし
 た。

 ※H30.5.8の算定履歴の終了日がH30.5.15なので、この期間に外来分の運動器
 リハがないため、H30.5.8の発症日は記載しない
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□対応範囲:明細書
□管理番号:kk53466
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 8月診療分からの北海道子ども医療費助成制度事業の事例が出ましたが、その中
 で事例No8(月の途中で他の市町村へ転居した場合)のようにORCAではレ
 セプト表示出来ません。

□対応内容
 北海道地方公費のレセプト記載対応
 北海道子ども医療費助成制度の法別90と法別91を持つ患者が月の途中で他
 の市町村へ転居した場合、転居前後でそれぞれ診療があるときの紙レセプト、
 レセ電データの公費の記載について適用開始日、法別番号の順に記載を行うよ
 うにしました。

 システム管理「2005 レセプト・総括印刷情報」の「S+F10 公費記載順設定」
 の設定の有無に関係なく行います。
 例)
 北海道地方公費の保険番号290(法別90)保険番号191
 (法別91)を持ち、月途中に転居した場合
 (A) 保険番号290(平成30年4月 1日~6月15日)
 (B) 保険番号290(平成30年6月16日~     )
 (C) 保険番号191(平成30年4月 1日~6月15日)
 (D) 保険番号191(平成30年6月16日~     )
 レセプト記載
 公費1 (A)
 公費2 (C)
 公費3 (B)
 公費4 (D)
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□対応範囲:明細書
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 24療養介護又は79障害児施設単独レセプトの食事欄記載修正
 24療養介護又は79障害児施設(食事療養上限額が0円)で、公費単独レセ
 プトの場合、食事欄-標準負担額欄が空欄になっていましたので、
 標準負担額を記載するよう修正しました。
 (標準負担額の全額を患者が支払ったものとして記載します)
 食事欄記載例
 公費1 93回 59520  空欄(金額記載なし)
                  ↓
     93回 59520  42780

□対応内容

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□対応範囲:明細書
□管理番号:support20180723-006
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 精神科退院前訪問指導料の記載要領について
 ORCA外来外来版操作マニュアル(平成30年度版)の「コメントの手入力
 が必要な診療一覧」のP362
 「精神科退院前訪問指導料」2回以上算定した場合は各々の訪問指導日を記載
 「840000079 精神科退院前訪問指導算定日」
 とありますが、診療報酬情報提供サービス事務局 様へ確認したところ、この
 コードは算定日=退院日であって指導日は別途記載が必要との回答でした。

□対応内容
 「180018310 精神科退院前訪問指導料」の算定がある場合、算定日コメントを
 入院レセプト摘要欄に自動記載していましたが、算定日の記載は不要のため自
 動記載を止めました。
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(E)総括表、公費請求書

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□対応範囲:総括表、公費請求書
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 「44 総括表・公費請求書」より自賠責PDFを作成した際に、レセプトの摘欄に
 金額項目の記載がある("\"の記載がある)レセプトのPDFが文字化けする不
 具合がありましたので修正しました。

□対応内容

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□対応範囲:総括表、公費請求書
□管理番号:ncp20180717-004
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 EFファイルのデータ区分に関しての問い合わせです。
 地域包括ケア入院医療管理料3算定病床に入院の患者様で、診療行為画面にて
 「9999 包括分入力」で112017790時間外加算(再診)(入院)の入力を行いま
 した。
 EFファイルを作成したところ、当該診療明細のデータ区分が「12」で作成され
 ましたが、データ提出時にデータ区分「12」がエラーとなりました。
 出来高入院料の場合は保険で入力を行いますが、その場合はデータ区分「90」
 となるようです。包括の場合はデータ区分「12」になってしまうので、入力方
 法等ご教授いただければ幸いです。

□対応内容
 入院患者について診療行為画面にて「9999 包括分入力」で入力した再診等の時
 間外加算についてEFファイルの「E-5データ区分」「F-5 データ区分」を「92」
 で記録するように修正しました。
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□対応範囲:総括表、公費請求書
□管理番号:ncp20180718-013
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 夜間看護体制特定日として設定した日に、他医療機関の受診(外泊)があった
 患者がおられたようです。
 EFファイルで他医療機関受診(外泊のコード)の方はマイナスの点数が記録
 されていましたが、夜間看護体制特定日減算の方が0点で記録されており、出
 来高の点数が不一致とエラーになったようです。
 最終的にお客様がマイナスの点数に手修正したところ、エラーが解消されたと
 の報告がありました。

□対応内容
 夜間看護体制特定日と他医療機関の受診(外泊)が重複した日について、他医
 療機関受診の入院Fファイル「F-18 出来高実績点数」がゼロ点で記録される
 不具合を修正しました。
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(F)システム管理マスタ

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□対応範囲:システム管理マスタ
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 管理コード1910「プログラムオプション情報」画面内のオプション内容の右側
 に”(オプションを有効にする場合は先頭の # を削除してください)”とコメ
 ントを表示しました。

□対応内容

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(G)帳票

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□対応範囲:帳票
□管理番号:support20180718-005
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 収納日報において、自費請求額が保険請求額欄へ集計されてしまう現象が発生
 いたしましたので、ご確認いただきたく存じます。
 【対象帳票】
 収納日報 ORCBD010
 【内容】
 自費82円のうち最初に80円を請求し、後から発生した請求金額2円分が保険請
 求額欄へ集計されてしまう。
 以下の手順で操作しています。
 (1)システム管理マスタ1001は以下の設定
 ・請求額端数区分医保(減免無・保険分)「1 10円未満四捨五入」
 ・請求額端数区分医保(減免無・自費分)「0 保険分に準ずる」
 (2)095******で82円の自費マスタを作成
 (3)診療行為→医療保険で②のマスタを登録→80円の請求額が発生
 (4)システム管理マスタ1001を変更
 ・請求額端数区分医保(減免無・自費分)「4 10円未満端数処理なし」
 (5)診療行為訂正で展開し、登録→2円の追加請求額が発生
 (6)収納日報で確認すると、自費請求額に集計されるはずの2円が保険
 請求額へ集計される

□対応内容
 この事例の場合、後から発生した請求金額を自費請求額欄に集計するよう修正
 しました。
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(H)地方公費・負担金計算関係

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□対応範囲:地方公費・負担金計算関係
□管理番号:kk53630
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 平成30年8月診療分からの旭川市の旭川市重度心身障害者医療費助成に係る医療
 費の請求方法の資料をお送りいたします。

□対応内容
 北海道旭川市地方公費対応修正
 (保険番号642、643、644、743)
 上記の地方公費については、初診算定時は「1割相当額から初診時一部負担金
 (580円)を差し引いた金額」を一部負担金とする負担金計算を行っていま
 すが、保険番号マスタ-レセプト負担金額の設定が「2」の場合、該当公費の
 収納内部項目(※)の格納値が「1割相当額の金額」になっていましたので、
 平成30年8月診療分以降は、1割相当額から初診時一部負担金(580円)
 を差し引いた金額になるよう修正しました。
 (※)該当公費が第一公費の場合=KOH1COMPFTN、第二公費の場合=KOH2COMPFTN
 <補足>
 この修正は、患者窓口負担に影響がでるものではありません。請求方法変更に
 伴う不具合修正になります。
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□対応範囲:地方公費・負担金計算関係
□管理番号:kk52879
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 ・長野県
 H30年8月1日から長野県内市町村で福祉医療費が現物給付へ変更になるようです。

□対応内容
 システム管理2010「食事療養費付加設定」の機能追加対応

 システム管理2010-(負担金計算(2)タブ)-「食事療養費付加設定」
 の各設定項目に「4 患者負担あり(他公費助成後の半額)」を追加し、該当
 地方公費の患者食事負担を「主保険又は上位公費の患者食事負担の半額」とす
 る負担金計算を可能としました。

 1.上記の患者食事負担計算を行う場合は、該当地方公費についてシステム管
   理2010-(負担金計算(2)タブ)-「食事療養費付加設定」の設定
   を行う必要がありますが、設定する際に各タブ(本人タブ・低所得タブ・
   低年金タブ)の「食事療養、生活療養(食事)、生活療養(環境)」は全
   て「4」で設定します。(各タブ毎に設定が可能)
 2.該当地方公費の保険番号マスタ-「食事療養費」は、「1 患者負担あり」
   で設定します。
 3.設定を行った場合の患者食事負担計算について
  (1)上位公費が52小児慢性(公費負担者番号の5桁目から2桁が「80
     」)の場合
     小児慢性の食事負担は半額負担のため、標準負担額の1/4を患者食事
     負担とする。
  (2)上位公費が24療養介護又は79障害児施設(食事療養上限額が0円
     でない)の場合
     療養介護又は障害児施設の食事負担が食事療養上限額に達した場合は
     その食事負担の半額を患者食事負担とする。
  (3)上位公費の食事負担が0円の場合、患者食事負担を0円とする。
  (4)上記以外の場合は、標準負担額の半額を患者食事負担とする。
 4.レセプト食事・生活療養欄の記載は、標準負担額の全額を公費で負担する
   場合と同様の記載となります。
 ────────────────────────────────────

(I)その他

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□対応範囲:その他
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 平成30年8月改正(高額療養費制度の見直し)について対応しました。
 詳細は別途資料を参照してください。

□対応内容

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