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パッチ提供(第11回)◆日医標準レセプトソフト ver 5.0.0 全18件:診療行為/入退院登録/明細書/総括表、公費請求書/API/帳票/地方公費・負担金計算関係/その他

■厳重注意事項

【厳重注意事項】
(1) プログラム更新時において、データベースの構造変更処理が実行される場合が
  あります。
  データ量によっては、時間を要する場合がありますので、実行中は誤って、
  電源を切らないようにしてください。

(2) データベース二重化の環境では、データベースの不整合が発生する場合が
  ありますので、従サーバ、主サーバの順でプログラム更新を実行してください。

(3) バージョンは 5.0.0 であってもプレリリース版をインストール
  しているシステムに対しては「プログラム更新」を行わないで
  ください。
  必ず正式リリース版にアップグレードを行ってからさらに
  「プログラム更新」を行ってください。   インストールバージョンの確認方法   kterm などで次のコマンドを入力してください。   $ dpkg -s jma-receipt   Version: 1:5.0.0-1+0jma0.pre.n (n は数字)   というようにVersion情報にpreという文字列がある場合は   プレリリース版です。

■プログラム更新処理手順について

プログラム更新処理手順について

「トップメニュー」から「03 プログラム更新」を選択します。

「更新」ボタンをクリックするかF12キーを押します。

「プログラム更新を実行します。よろしいですか?」に対し
「OK」をクリックするかF12キーを押します。

3分〜5分程度待ちます。
(ダウンロードを行うため回線の込み具合によりこれ以上かかる場合もあります。)

「状況」ボタンをクリックするかF11キーを押します。
画面中の一覧最下行の処理状態が「済」になればプログラムの取得は終了している
ことを表します。

これを確認したらメニューに戻って業務を再開してもかまいませんが
この処理は自動的に自システム(日レセ)の再起動を行いますのでその処理中には
画面がフリーズしたようにしばらく動かなくなることがあります。
しばらく(長くても1分程度)待っていただければ画面は動き出しますのでご注意
ください。

従サーバへのプログラム更新について

プログラム更新業務は接続している「日レセ」サーバ(通常は主サーバ)
に対してのみ修正プログラムの取り込みを行います。

従サーバに対しても修正プログラムの取り込みを行う必要がありますが
この場合は従サーバへ接続を切り替えて行います。
一番簡単な方法は従サーバマシンでglclientをローカル接続(-port  
オプションなし)を行い業務画面を表示させます。
後は、主サーバの場合と同様の操作を行ってください。

■プログラム更新により修正される内容について

第11回:平成29年7月25日(2017-07-25)提供分

* パッチ提供に関するドキュメントは 
   PD-500-11-2017-07-25.pdf
   平成29年8月診療報酬改定対応(高額療養費制度の見直し)
   災害に係る一部負担金減免について(2017年7月25日修正版)
  です

(A)診療行為

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□対応範囲:診療行為
□管理番号:ncp20170708-001
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 レセプトの記載とレセ電データについてです。
 ある患者の同会計内に7種類以上の内服薬を投与し薬剤料逓減(90/100)
 (内服薬)と湿布薬70枚を超えた分の薬剤料減点(湿布薬薬剤料上限超)があ
 ったときのレセプト摘要欄に薬剤料逓減(90/100)(内服薬)の記載はなく、
 薬剤料減点(湿布薬薬剤料上限超)しか記載がされませんでした。
 点数欄には内服薬も外用薬も逓減、減点された正しい点数が記載されます。
 当月のレセプトを作成すると、総括表の合計点数は正しい点数が記載されます
 が、レセ電データの合計点数は逓減されていない点数にさらに湿布薬で逓減し
 た点数が足された数になります。
 44総括表でレセ電チェックありでレセ電データを作成すると、レセ電データチ
 ェックリストには「請求点数が誤っています。」と出ます。
 レセ電データの中身の点数チェックを確認するとエラーとなり、該当患者の「
 再計算点数」に逓減されていない点数にさらに湿布薬で減点した点数が足され
 て計算され、「請求点数」は正しい点数、「状態」欄に点数不一致と出ます。

□対応内容
 診療行為で湿布薬の70枚以上の逓減と内服の7種類以上の逓減が同時にある
 場合、湿布薬が内服薬より下に入力されていた場合、内服薬に(減)が追加さ
 れませんでした。
 この為、レセプトで不具合が発生していました。
 正しく表示するように修正しました。
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□対応範囲:診療行為
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 診療行為の請求確認画面で、今回請求額+調整金がマイナスはエラーですが、
 今回請求額がゼロ円の時、調整金にマイナス金額が入力できていましたので、
 エラーとするように修正しました。

□対応内容

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□対応範囲:診療行為
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 自賠責保険の登録で自賠責点数算定区分を「1 労災準拠」で設定し、診療行為
 登録を行った後に、「2 健保準拠」に変更した場合、「労災準拠」で登録した
 診療行為の訂正展開時に警告メッセージを表示しませんでしたので表示するよ
 うに対応しました。
 「健保準拠」から「労災準拠」に変更した場合は「警告!!登録時と診療内容
 が違います。必ず登録をして点数を変更して下さい。」を表示しましが、「労
 災準拠」から「健保準拠」に変更した時は表示しませんでしたので、表示する
 ように対応しました。
 但し、初診・再診料のチェックとなりますので、算定がない場合は警告表示は
 できません。

□対応内容

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□対応範囲:診療行為
□管理番号:request20160615-002
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 現在、心身医学療法を算定した時、20歳未満の場合自動で心身医学療法(20歳
 未満)加算が自動算定されます。
 児童相談所と連携していない医療機関様から、この加算を算定することはでき
 ないのに自動算定され、尚且つ消すこともできないので困っているとの問い合
 わせが有りました。
 自動算定しないようにならないでしょうか?

□対応内容
 システム管理の設定により、心身医学療法(20歳未満)加算の自動算定を行
 わないように対応しました。また、自動算定した心身医学療法(20歳未満)
 加算の削除を可能としました。
 1.システム管理「1038 診療行為機能情報」の心身療法20歳未満加算を「1
    自動算定しない」と設定した時、心身医学療法を入力時に「心身医学療法
   (20歳未満)加算」の自動発生を行いません。算定したい場合は加算コ
   ードを手入力します。
 2.心身医学療法を入力時に自動算定した「心身医学療法(20歳未満)加算」
   は手入力扱いとし、自動発生した加算の削除を可能とします。
  ※20歳以上となった時にDOで選択した時、手入力扱いの「心身医学療法(
   20歳未満)加算」は選択対象となるので、展開後削除することになりま
   す。なお、パッチ適応前に登録した加算については自動算定なので展開対
   象外となります。
 3.平成29年7月1日診療分から適応とします。
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(B)入退院登録

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□対応範囲:入退院登録
□管理番号:request20161116-003
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 入院会計照会画面より食事をクリアした後、転科転棟転室をおこなうと異動日
 より食堂加算が自動発生します。算定上は問題ないとのことですが、誤解を招
 くため自動発生しないようにしていただきたい。

□対応内容
 入院の異動処理(転科、転棟、転室)で食堂加算の対象病棟に異動を行う際、
 患者の食事未算定日は食堂加算のカレンダーを立てないよう対応しました。
 異動月だけでなく次月分の入院会計作成も同様の動作となります。
 【※食事未算定日に食堂加算がカレンダーに立っている場合であっても請求に
 は含めない仕様としていますが、カレンダーが立っていることで利用者に誤解
 を与えない為、この対応を行うことにしました。】
 1.異動月の次月分について入院会計が既に存在している場合は、次月分も同
   様の動作とします。
 2.異動取り消しにより取り消し日以降の入院会計を再作成する場合も上記1
   と同様の動作とします。
 3.異動処理時の食事区分を「0 食なし」で登録した場合は、食堂加算を立て
   ません。
 4.システム管理「5000 医療機関情報-入院基本」で「外泊登録時に食事・
   加算」の設定が「1 実更新なし」とされている場合、外泊日の食事は会計
   照会画面で非表示としていますが、実データの食事カレンダーには「食あ
   り」が記録された状態であることから、この場合は食事未算定として取り
   扱いません。但し、会計照会画面の該当日は食事と同様、食堂加算のカレ
   ンダーは非表示となります。
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□対応範囲:入退院登録
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 システム管理「5000 医療機関情報-入院基本」で「定数超過あり」と設定され
 ている場合の療養病棟入院基本料2(看護職員数等経過措置)又は、療養病棟
 入院基本料2(夜勤時間特別入院基本料)算定時に、入院会計の定数超過入院
 基本料減額が100分の20で算定される不具合がありましたので100分の
 10で算定するように修正しました。

□対応内容

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□対応範囲:入退院登録
□管理番号:ncp20170711-014
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 出産育児一時金の流れについて確認したいことがあります。
 退院登録→出産育児一時金画面で請求年月等入力(請求区分は未請求)→月次
 統計の出産育児一時金請求書→総括表・公費請求書の公費CSVよりデータ作成を
 行うと、出産育児一時金画面の請求区分は自動的に請求済みになるということ
 でよろしいでしょうか。

□対応内容
 出産育児一時金の対象となる入院患者の退院再計算を行った際に出産育児一時
 金画面で戻るボタンより入退院登録画面に戻った場合、該当患者が出産育児一
 時金請求書の対象外となり、出産育児一時金チェックリストの未請求患者の一
 覧に計上される不具合がありましたので修正しました。
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(C)明細書

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□対応範囲:明細書
□管理番号:support20170712-015
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 先程お電話いただきました内容のデータを送付いたします。
 一部負担金欄の(8,000)の部分の削除となります。

□対応内容
 レセプト保険欄-一部負担金の括弧再掲記載について、以下の事例の場合に不
 要な記載がありましたので修正しました。
 <例>外来、後期高齢(1割)、低所得2、複数科保険入力
 (1)後期高齢+レセプト記載しない地方公費 請求点数15146点
 (2)後期高齢+038肝炎 請求点数0点(院外処方のみ)
      (8000)
 保険 15146  8000 →  8000
 公1   0    0     0
(※)括弧再掲を記載しない
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(D)総括表、公費請求書

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□対応範囲:総括表、公費請求書
□管理番号:support20170719-028
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 ORCAでH29.4.5.6月入院診療分でEFファイル作成。
 厚生局のソフトでEFファイル統合しチェックをおこなったところ
 【EF13】データの不足(FF4間)
 医科保険のデータ漏れあり。過去分について遡って修正してください。
 とある患者のH29.6月分のみチェックされました。
 H29.4.10提供された修正プログラムを更新後にEFファイルを作成しましたが同
 じような内容でチェックされました。
 どこに不備があったのでしょうか?

□対応内容
 様式4(医科保険診療以外のある症例調査票)に記載(記録)する入院年月日
 について、平成29年4月10日提供の修正プログラムで入院歴作成画面で登
 録した自院歴から記載を行う対応を行いましたが、これの影響により、以下の
 ような入院登録時の入院年月日記載について不具合がありました。
 【不具合事例】
   入院期間
 1.入院歴(自院歴)を登録(入院中で登録)
   H28.4.1~H29.3.31
 2.入退院登録(1.の入院からの継続入院登録)
   H29.4.1~H29.5.31
 3.入退院登録(1.の入院からの継続入院登録)
   H29.6.15~H29.6.25
 様式4に上記3の記載を行う際の入院年月日が最初に入院歴(自院歴)で登録
 した入院年月日(H28.4.1)が記載されてしまう不具合となります。
 この場合は3.で登録した入院年月日(H29.6.15)を記載するよう修正しました。
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(E)API

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□対応範囲:API
□管理番号:support20170630-004
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 「診療行為 中途終了データ作成API」について、1点確認をさせてください。
 画像に関する診療行為情報の中途データを登録しようとして、添付しているXM
 Lファイルの内容でデータ送信を行いました。
 XMLの内容としましては、
 ・胸部(参考マスタ)
 ・単純撮影:2枚
 ・六ツ切:10枚
 (画像診断はORCA側で自動算定)
 として登録を行おうとしているのですが、ORCAクライアントで送信した中途デ
 ータの内容を確認すると、添付したエクセルの1シート目の状態で表示されま
 した。
 XMLとしては、添付したエクセルの2シート目のように、単純撮影が2枚、六ツ
 切が10枚となるようにしているつもりなのですが、こちらはどのようなXMLを
 送信すればよろしいでしょうか。

□対応内容
 APIの中途データ作成で、画像診断の撮影料に撮影回数を数量に設定していて
 も、フィルムがあればフィルムの枚数から撮影回数を編集しています。
 撮影料の撮影回数を2以上で送信された場合は、フィルムの枚数でなく撮影料
 の撮影回数を優先するように対応しました。
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□対応範囲:API
□管理番号:support20170713-023
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 複数科目存在する病院にシステム導入時、以下の現象が起こりました。
 来院患者一覧(visitptlstv2)のAPIでリクエスト後、以下の情報が返却され
 ました。
 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 ...前略
 </Patient_Information>
 <Department_Code type="string">17</Department_Code>
 <Department_Name type="string">眼科</Department_Name>
 ...中略...
 <Department_Code type="string">17</Department_Code>
 <Department_Name type="string">皮膚科</Department_Name>
 後略...
 ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
 該当テスト患者が眼科に受診した後、同日に皮膚科に受診しました。
 返却データDepartment_Name には眼科と皮膚科が記載されており、正しいデー
 タでしたが、Department_Code には眼科と皮膚科も17となってしまいました。
 正確のは眼科16、皮膚科17です。
 原因を教えていただけますでしょうか?

□対応内容
 APIの来院患者一覧(visitptlstv2)で対象に同じ診療科コードが存在した時、
 直前の診療科コードを返却することがありました。診療科コードと診療科名称
 が違うことがありましたので、正しく編集するように修正しました。
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(F)帳票

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□対応範囲:帳票
□管理番号:ncp20170622-022
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 診療行為入力画面で1科目を内科で入力し、複数科保険入力で2科目を皮膚科
 で入力しました。登録ボタンを押下し登録。
 請求確認画面の「請求書兼領収書」の発行方法を「全体をまとめて発行」にし
 て登録。
 印刷された「診療費請求書兼領収書(ORCHC03V05)」の診療区分毎の合計点数
 欄を確認すると、ニ科分の合計点数が集計されていないようです。
 1科目が集計されず2科目のみ集計されます。

□対応内容
 請求書兼領収書(ORCHC03V05)で複数科診療を行い全体をまとめて出力する際
 に診療区分別の点数が正しく編集されていませんでした。
 複数科分の合計点数を編集するように修正を行いました。
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□対応範囲:帳票
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 QRコード付きの処方せんについて、オフセット指定にマイナス値が設定された
 場合、印刷されない不具合がありましたので修正しました。

□対応内容

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□対応範囲:帳票
□管理番号:support20170711-018
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 帳票の件での質問になります。
 ・使用したプログラムバージョン(4.8.0)
 ・帳票番号:ORCBG006V01
 ・帳票名:診療科別医薬品使用量統計(合計金額)(期間指定)
 ・問い合わせ内容
  添付した帳票について、例として○印の部分なのですが内科で837錠、整形
  外科で90錠
  合計では927錠のはずですが、合計が3286錠になっております。
 確認すると「※旧薬価」となっている薬剤に対して合計が合っていないよう
 です。
 どのように計算されているのでしょうか?

□対応内容
 診療科別医薬品使用量統計(合計金額)で指定した期間内に該当医薬品の点数
 マスタが改定され、旧マスタと新マスタが同一薬価だった場合、正しく集計が
 できていませんでしたので、正しく集計するよう修正しました。
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(G)地方公費・負担金計算関係

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□対応範囲:地方公費・負担金計算関係
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 減免(減額(割))について、現行と異なる計算方法の対応を行いました。
 (入外)
 【一部負担金を減額する】負担金計算ではなく、【主保険の負担割合を減額す
 る】負担金計算を可能としました。レセプトについても上記計算方法の対応を
 行いました。
 併せて、災害該当の場合に、レセプト欄外上部及び摘要欄に(災1)等の記載
 (記録)を行っていますが、括弧を省略して記載(記録)するよう変更しまし
 た。

 1.患者登録で、公費登録する保険番号は、960減額(割)を使用します。
 2.【主保険の負担割合を減額する】負担金計算を行う場合は、960減額(
   割)の登録を行う際、「公費負担者番号(1桁目)」に“2”(半角)を入
   力します。
 3.所得者情報において減額割合を入外別に入力します。
    減額割合が1割の場合は、10%
    減額割合が2割の場合は、20%
  <注>
   ・入力するのは、減額後の負担割合ではなく、減額割合です。
   ・入力した減額割合が主保険の負担割合と同じか大きい場合は100%と
    して取り扱う。
   ・入力した減額割合が未入力又は0%の場合は減免の取り扱いをしない。
 4.【主保険の負担割合を減額する】負担金計算について
  (ア)主保険単独時の計算方法
   (1)主保険自己負担限度額
   (2)請求点数×10円×(主保険の負担割合-減額%)
    ※(1)と(2)を比較し、小さい金額を患者負担とします。
  (イ)公費併用時の計算方法
   【全国公費】
   (1)主保険負担相当額(アの計算式で算出した金額)
   (2)公費自己負担限度額
   (3)請求点数×10円×公費の負担割合
    ※(1)~(3)を比較し、一番小さい金額を公費一部負
    担とする。
   【地方公費】
   (1)主保険負担相当額(アの計算式で算出した金額)
   (2)公費自己負担限度額
   (3)請求点数×10円×公費の負担割合
    ※(1)~(3)を比較し、一番小さい金額を公費一部負担とする。

   <補足>
     ・公費が1つの場合は、その公費一部負担を患者負担とする。
     ・公費が複数ある場合は、一番金額の小さい公費一部負担を患者負担
      とする。
 5.レセプト
  (ア)高齢受給者レセプトについては、高額療養費が現物給付されない場合
     であっても保険欄-一部負担金欄に金額記載(記録)する。
  (イ)主保険単独、かつ、該当患者が現物給付対象者、かつ、患者負担額が
     主保険自己負担限度額に達している場合は、減免の取り扱いをしない。
     ※公費併用分について、減免の取り扱いが不要な時には運用にて対処
      する事。
    (該当月の減額割合を0%にする等)
  (ウ)災害該当の場合に、レセプト欄外上部及び摘要欄に(災1)等の記載
     (記録)を行っているが、括弧なしで記載(記録)するよう変更する。
       (例)(災1)→ 災1

□対応内容

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□対応範囲:地方公費・負担金計算関係
□管理番号:kk50935
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 減額+熊本市福祉の件でお尋ねです。
 熊本地震の被災者で、減額証明書が発行される場合があります。
 さらに、熊本市福祉のひとり親1/3・障害1/3負担に該当する場合は、減額と福
 祉の両方が適用できるとのことです。
 例:減額1割(負担割合が1割になる)+ひとり親 総点数300点 の場合
 300点×10円×1割×(1/3)=100円
 患者登録で公費に「850 減額1割」+「143 ひとり親」を登録しても、診療行
 為での金額は減額1割で計算されてきます。
 減額+ひとり親で計算させることは可能でしょうか?
 計算できない場合、ひとり親は患者にて市へ払い戻し手続きをする形になりま
 すので、ユーザーへはその旨を案内予定です。
 (実際にユーザーから問い合わせがあったわけではありませんが、今後出てく
 る可能性がありますので事前に確認しておきたいと思いご連絡しました)
 減額と福祉が併用できることは、熊本市役所子ども支援課、障害保健福祉課に
 確認を取りました。

□対応内容
 熊本県地方公費(保険番号143、342)について、減免(減額(割))適
 用時の負担金計算対応を行いました。(入外)
 (【主保険の負担割合を減額する】負担金計算の場合)
 1.熊本県地方公費(保険番号143、342)を併用した保険組み合わせで
   会計を行います。
 2.【減免(減額(割))適用後の主保険負担相当額】を元に、下記の負担金
   計算を行います。
 3.負担金計算について
  医療費患者負担(入外)
  (1)主保険負担相当額の累計が21,000円未満の場合
      ・・・ 主保険負担相当額の1/3を患者負担とする。
          1円未満切り上げ。患者負担は1円単位。
  (2)主保険負担相当額の累計が21,000円以上の場合
      ・・・ 1/3計算対象外(償還払い)
   ※主保険負担相当額は10円単位の金額
 <注>
  ・高齢者  ・・・ 1/3計算対象外(償還払い)
  ・マル長併用時 ・・・
        (972の場合)患者負担は最大3334円まで
        (974の場合)患者負担は最大6667円まで
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□対応範囲:地方公費・負担金計算関係
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 平成29年8月診療分以降の和歌山県岩出市子ども医療費の負担金計算対応を
 行いました。(外来)

 1.和歌山県岩出市子ども医療費の保険番号は「281」です。
 2.小・中学校生の通院に係る医療費について、一部負担金のうち「3分の2
   」の額を助成し、「3分の1」の額(10円単位に四捨五入した金額)を
   患者請求額とします。
  <計算例1>「主保険(3割)+281」 2932点の場合
   2932点×10円×0.3=8796円
   8796円×2÷3=5864円
   8796円-5864円=2932円(患者請求額2930円)
  <計算例2>「主保険(2割)+281」 2932点の場合
   2932点×10円×0.2=5864円
   5864円×2÷3=3909.333円(少数点以下切り捨て)390
   9円
   5864円-3909円=1955円(患者請求額1960円)
 3.他公費との併用を行わない制度のため、他公費を併用した保険組み合わせ
   を使用した場合は、他公費の一部負担金が患者請求額となります。(後日
   償還払い)
 4.同月に他公費適用の診療分が存在する場合は、後日償還払いとなる制度の
   ため、以下の計算を行います。
  <事例1>
   1日:「主保険+他公費」
   2日:「主保険+子ども医療費」 ・・ 主保険の一部負担金が患者請求
   額となる
  <事例2>
   1日:「主保険+子ども医療費」 ・・ 「3分の2」の額を助成
   2日:「主保険+他公費」
   ※この場合、1日の再計算を行うと、主保険の一部負担金が患者請求額と
    なりますので差額を再請求してください。
 5.同月に他公費適用の診療分がない場合について
  (1)限度額認定証の提示がある場合
   1ヵ月の主保険負担割合相当額の累計額が自己負担限度額を超えた場合は、
   後日償還払いとなる制度のため、超えた場合はその会計から主保険の一部
   負担金が患者請求額となります。
   超えない場合は、「3分の2」の額を助成します。
   ※超えた場合は、同月内の診療済分の再計算を行うと、主保険の一部負担
    金が患者請求額となりますので差額を再請求してください。
  (2)限度額認定証の提示がない場合
   1ヵ月の総請求点数が26700点を超えた場合は、後日償還払いとなる
   制度のため、超えた場合はその会計から主保険の一部負担金が患者請求額
   となります。
   超えない場合は、「3分の2」の額を助成します。
   ※超えた場合は、同月内の診療済分の再計算を行うと、主保険の一部負担
    金が患者請求額となりますので差額を再請求してください。
 6.子ども医療費をもつ患者については、同月内に診療済分があれば、確認の
   意味で、収納業務で一括再計算を行ってください。
  (システム管理1039収納機能情報の「一括再計算方法」を”1”で設定
   する事を推奨します)
 7.子ども医療費はレセプト請求で、公費一部負担金は1円単位の金額を記載
   します。
 8.子ども医療費が償還払いとなる場合は、レセプト記載はしません。

□対応内容

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(H)その他

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□対応範囲:その他
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 平成29年8月改正(高額療養費制度の見直し)について対応しました。
 詳細は別途資料を参照してください。

□対応内容

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トップ > 日医標準レセプトソフト > 更新情報 > 改善・不具合等パッチ対応履歴 > Ver.5.0.0 > パッチ提供(第11回)◆日医標準レセプトソフト ver 5.0.0 全18件:診療行為/入退院登録/明細書/総括表、公費請求書/API/帳票/地方公費・負担金計算関係/その他(2017-07-25)

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