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パッチ提供(第54回)◆日医標準レセプトソフト ver 5.1.0 全9件:診療行為/入退院登録/請求管理/総括表、公費請求書/帳票/地方公費・負担金計算関係/その他

■厳重注意事項

【厳重注意事項】
(1) プログラム更新時において、データベースの構造変更処理が実行される場合が
  あります。
  データ量によっては、時間を要する場合がありますので、実行中は誤って、
  電源を切らないようにしてください。

(2) データベース二重化の環境では、データベースの不整合が発生する場合が
  ありますので、従サーバ、主サーバの順でプログラム更新を実行してください。

(3) バージョンは 5.1.0 であってもプレリリース版をインストール
  しているシステムに対しては「プログラム更新」を行わないで
  ください。
  必ず正式リリース版にアップグレードを行ってからさらに
  「プログラム更新」を行ってください。   インストールバージョンの確認方法   kterm などで次のコマンドを入力してください。   $ dpkg -s jma-receipt   Version: 1:5.1.0-1+0jma0.pre.n (n は数字)   というようにVersion情報にpreという文字列がある場合は   プレリリース版です。

■プログラム更新処理手順について

プログラム更新処理手順について

「トップメニュー」から「03 プログラム更新」を選択します。

「更新」ボタンをクリックするかF12キーを押します。

「プログラム更新を実行します。よろしいですか?」に対し
「OK」をクリックするかF12キーを押します。

3分〜5分程度待ちます。
(ダウンロードを行うため回線の込み具合によりこれ以上かかる場合もあります。)

「状況」ボタンをクリックするかF11キーを押します。
画面中の一覧最下行の処理状態が「済」になればプログラムの取得は終了している
ことを表します。

これを確認したらメニューに戻って業務を再開してもかまいませんが
この処理は自動的に自システム(日レセ)の再起動を行いますのでその処理中には
画面がフリーズしたようにしばらく動かなくなることがあります。
しばらく(長くても1分程度)待っていただければ画面は動き出しますのでご注意
ください。

従サーバへのプログラム更新について

プログラム更新業務は接続している「日レセ」サーバ(通常は主サーバ)
に対してのみ修正プログラムの取り込みを行います。

従サーバに対しても修正プログラムの取り込みを行う必要がありますが
この場合は従サーバへ接続を切り替えて行います。
一番簡単な方法は従サーバマシンでglclientをローカル接続(-port  
オプションなし)を行い業務画面を表示させます。
後は、主サーバの場合と同様の操作を行ってください。

■プログラム更新により修正される内容について

第54回:令和3年10月26日(2021-10-26)提供分

* パッチ提供に関するドキュメントは 
 PD-510-54-2021-10-26.pdf
 です

(A)診療行為

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□対応範囲:診療行為
□管理番号:request20200807-001
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 電子カルテから再診料を算定してデータを送信すると、ORCA側で継続病名が
 ない場合は自動的に初診に変換されてしまいます。
 再診を算定したいのに初診に変換されていることに気づかずにそのまま登録
 してしまうことがあるため「継続病名ないため初診に切り替えていいですか?」
 等のアラートが出るようにしていただくことはできないでしょうか。

□対応内容
 CLAIM、APIからの外来診察料展開時に初診・再診の変換をせず自動算定を行う
 処理を可能としました。
 1.システム管理「9000 CALIM接続処理」の外来診察料展開の
  「2 初再診変換なし」を選択します。
  CLAIM、APIから作成した中途データを診療行為画面で展開時に送信内容の
  初診・再診で自動算定して展開します。
 2.再診料を送信した時、継続病名がない等で初診料を自動算定する場合も
  再診料で自動算定して展開します。
  初診算定日の登録がない新規患者の時も再診料で自動算定します。
  この場合、「Enter」押下で「初診算定日がありません。初診算定日を登録
  して下さい。」とエラーメッセージを表示します。
  再診料で算定するには、先に初診算定日を「移行履歴画面」から登録して下さい。
  初診料で算定する場合は、「.110」を入力して初診料へ変換します。
 3.労災・自賠責(労災準拠)で初診料を送信した時は、当日に受診があっても
  初診料で展開します。また、当日の受診が労災・自賠責の初診料のみの場合で
  他保険で初診料を送信した場合も初診料で展開します。
  この場合「Enter」で確認メッセージ「すでに当日診察料を算定しています。
  OKで同日再診へ振り替えます。」を表示します。「戻る」で初診料での算定、
  「OK」で同日再診料へ変換します。
 ※(3.)以外で同日に受診がある場合は、初診料・再診料で送信しても
  同日再診料などに変換します。
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□対応範囲:診療行為
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 小児科外来診療料の包括算定方法を「0 包括算定しない」と設定している場合に
 「113033650 二類感染症患者入院診療加算(外来診療・診療報酬上臨時的取扱)」
 の入力対応を行いましたが、外来まとめ入力での対応を行いました。

□対応内容
 
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□対応範囲:診療行為
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 ver5.2.0で実装した「投薬診療種別自動変換機能の変更」をver5.1.0にも実装しました。
 https://ftp.orca.med.or.jp/pub/data/receipt/outline/update/release-520-manual-r20210513.pdf
 システム管理の包括診療行為設定で「2 包括算定する(エラー扱い)」と
 設定した時、投薬が包括される小児科外来診療料などの投薬の処理を
 「0 包括算定しない」と同様に入力時に行うようになります。
 投薬以外の検査などの包括チェックは、「登録」または「包括診療」押下時に行います。
 「登録」「包括診療」押下時の確認メッセージも変更となります。
 外来まとめも同様です。

□対応内容
 
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(B)入退院登録

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□対応範囲:入退院登録
□管理番号:request20210329-001
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 R3.1.29〜R3.3.26入院されて、R3.3.26に再入院し、そのまま死亡されて
 R3.3.26で退院日にしたいがORCAの入力上、退院登録を行うと「同日再入院の場合、
 同日の退院登録は行えません」とエラーが出てくる。
 同日でも退院を可能にしてほしいとのことでした。

□対応内容
 自院の退院日について同日の入退院登録を可能としました。
 ただし、退院日→同日入退院→ここから更に同日での入院登録は不可となります。
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(C)請求管理

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□対応範囲:請求管理
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 社保の保険者からの返戻ファイル(RECEIPTC.SAH)を取り込んだとき、
 「43 請求管理」の(H02)返戻情報設定画面及び「44 総括表、公費請求書」の
 (T05)データ取込画面の一覧の「返」欄に「保」の表示がありませんでしたので
 修正しました。

□対応内容
 
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(D)総括表、公費請求書

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□対応範囲:総括表、公費請求書
□管理番号:request20200707-001
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 公害の総括表は各区役所へ提出しています。
 ORCAでは一枚にまとまってしまうため、今後市区町村で分けて
 出せるようにしていただきたい。

□対応内容
 公害の総括表について、患者の住所で市区町村別に作成を可能としました。
 1.システム管理「2005 レセプト・総括印刷情報」に
  「公害診療報酬請求書(標準のみ)」を追加し、「0 記号で分ける」
  「1 住所で分ける」を選択します。
 2.デフォルトは「0 記号で分ける」とします。
 3.「1 住所で分ける」の設定のとき、標準の診療報酬請求書のみ
  住所で分けて作成します。
 4.患者の住所は郵便番号からの入力等による正確な住所での登録を前提とするため、
  町村の場合に郡が省略されているときは住所を空白として処理を行います。
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(E)帳票

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□対応範囲:帳票
□管理番号:10/12 後期高齢者 処方箋QRコード
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 後期高齢者の枝番の記録はおこなっていないため、枝番の項目は省略されると
 思われますが、現状QRコード読み取ると、最後に「,」が出力されないようです。
 (現) 23,,12345678,1
 (正) 23,,12345678,1,

□対応内容
 処方箋のQRコードのバージョンを枝番がある保険の時のみ「JAHIS7」の仕様で
 記録していましたが、令和3年10月診療分から枝番の有無に関係なく
 「JAHIS7」で作成するように対応しました。
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(F)地方公費・負担金計算関係

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□対応範囲:地方公費・負担金計算関係
□管理番号:support20210924-025
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 月途中に更生医療が追加になった患者様への請求金額につきましてご質問をいただきました。
 元々、後期高齢者+972長期をお持ちで9/3より015更生(上限5000円)が
 追加となりました。(添付資料 12患者登録(1)参照)
 9/1に後期高齢者+972長期で2530円の請求
 9/3からは後期高齢者+972長期と後期高齢者+972長期+015更生で
 会計を行っています。(添付資料 23収納 参照)
 (9/1後期高齢者+972長期分で)2530円の請求+(後期高齢者+972長期+015更生分で)
 5000円の請求となり7530円の請求にしたいとご質問いただきました。
 調整金を使用すれば対応は可能かと思いますが、それ以外に請求金額を
 7530円にすることはできますでしょうか。

□対応内容
 以下事例(更生が月途中で適用となるケース)の負担金計算が正しく行われて
 いませんでしたので修正しました。
 ** 事例 **
 システム管理2010 公費の種類972
 マル長タブ−負担金計算(主+長)の設定「1」
 【患者登録】
 主保険:039後期高齢1割 R03.04.01-9999999
 公費 :972長期 R03.04.01-9999999
 015更生(月上限額5000円) R03.09.03-9999999

 【診療行為入力(外来)】
 9/1:039+972 3000点 患者負担3000円
 9/3:039+015+972 6000点 患者負担5000円
 9/5:039+972 2000点 患者負担1000円
 9/7:039+015+972 2000点 患者負担 0円
 ※修正前
 9/7の請求確認で「収納業務で一括再計算を行ってください」のメッセージを
 表示がされず、一括再計算を行った場合、9/5の患者負担が0円にならなかった。
 ※修正後
 9/7の請求確認で「収納業務で一括再計算を行ってください」のメッセージを
 表示を行い、一括再計算を行った場合、9/5の患者負担が0円になる。

 補足1:診療行為入力時の9/5の計算
 長期の月上限額10000円-9/1患者負担3000円=7000円
 9/3主保険負担相当額(6000点×1割)=6000円
 7000円-6000円=1000円
 補足2:一括再計算時の9/5の計算
 長期の月上限額10000円-9/1患者負担3000円=7000円
 9/3主保険負担相当額(6000点×1割)=6000円
 9/7主保険負担相当額(2000点×1割)=2000円
 7000円-(6000円+2000円)=0円
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(G)その他

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□対応範囲:その他
□管理番号:
□問い合わせ(不具合)及び改善内容
 「検査採血料区分設定」処理のデータを最新にしました。
 (2021年10月15日時点)

□対応内容
 
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