平成25年度4月からの制度見直しに伴うシステム改修の概要と日医特定健康診査システムの対応について
■平成25年度4月からの制度見直しに伴うシステム改修の概要と 日医特定健康診査システムの対応は以下を予定しています。
◆制度改正の概要(日医特定健康診査システムに影響のある部分のみ抜粋)
1.特定健診結果のH/Lの取扱い
実測値による受診者の経年データを把握する為に、特定健診項目のデータ範囲「H/L」に実測値を記載する。
2.HbA1cの国際標準への対応
日常臨床における対応状況を踏まえ、HbA1c検査結果について、(JDS)値から、国際標準(NGSP)値データへ移行する。
◆各項目のにっとくでの対応は、次のとおり予定しています。
1.特定健診結果のH/Lの取扱い
改修機能:HL7出力、結果取込(対応内容)
- 測定値の取扱いを必須にする(未実施、測定不能の場合を除く)
- 測定値が入力可能範囲外である場合の処理を行う
- 平成25年4月1日以降に実施した健診結果に適用する
- 平成25年3月31日以前に実施した健診結果は現行どおりとする
- 平成25年3月31日以前に実施した健診結果がH/L対応されていた場合、エラーとする
2.HbA1cの国際標準への対応
改修機能:結果登録、結果取込、メタボ判定、HL7出力(対応内容)
- 新設されたHbA1c(NGSP値)のJLAC10コードに対応
- 既存のHbA1cのJLAC10コードを、 HbA1c(JDS値)とする
- 平成25年4月1日以降に実施したHbA1cの測定値は、NGSP値のみ出力可能とする
- 平成25年3月31日以前に実施したHbA1cの測定値は、JDS値のみ出力可能とする
◆HL7ファイル(XMLデータ)記述例
1.特定健診結果のH/Lの取扱い
HL7出力ファイル表記が以下の様に出力される。 中性脂肪=”2000”(入力最大値の範囲外)の場合
<observation classCode="OBS" moodCode="EVN"> <code code="3F015000002327101" /> <value xsi:type="CD" code="H" > </observation><平成25年度以降>
<observation classCode="OBS" moodCode="EVN"> <code code="3F015000002327101" /> <value xsi:type="PQ" value="2000" unit="mg/dL"> <value xsi:type="CD" code="H" > </observation>
2.HBA1cの国際標準への対応
HL7出力ファイル表記が以下の様に出力される。※コード値が異なる
HbA1cを設定する場合
<observation classCode="OBS" moodCode="EVN"> <code code="3D045000001906202" displayName="HbA1c"/> <value xsi:type="PQ" value="7" unit="%"/> <interpretationCode code="H"/> ・・・・<平成25年度以降>
<observation classCode="OBS" moodCode="EVN"> <code code="3D046000001906202" displayName="HbA1c"/> <value xsi:type="PQ" value="7" unit="%"/> <interpretationCode code="H"/> ・・・・ </observation>
◆提供予定時期
2013年2月中旬〜3月中旬までに提供◆提供方法
- オンラインおよびオフラインでのアップデートでの提供
- インストーラの提供