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日医IT化宣言 解説資料

1) 医療現場のネットワーク不在

全国10万ヵ所の医療機関のうち8割以上が、毎月の診療報酬請求を処理するため専用コンピューター(レセコン)を導入している。

既成のレセコンは高額

民間企業主体で開発・販売され、メンテナンス費用を含めると一般のパソコンやワークステーションに比べ高額

レセコンに互換性がない

医療情報関連のシステムメーカは200以上あり、それぞれが独自に開発を進めたため、データの形式(フォーマット)にほとんど互換性がない。このためネットワーク化も困難な状況になっている。

2)プログラムの公開(オープンソース)

日本医師会は医療のIT化と標準化が急務と考え、進化型のオンライン診療レセプトコンピュータシステム(ORCA)を開発した。このソフトは「日医標準レセプトソフト(略称:日レセ)」と言い、無償で公開されている。また介護などのソフトも同様に公開されている。

日レセの基本ソフトはリナックス

オープンソースを実現するため、日レセの基本ソフト(OS)はLinuxとした。

レセコン専用機は不要

Linuxは一般に市販されているコンピュータで動作するので、専用機は要らなくなる。日レセのプログラムは無償公開されているので、コストダウンが可能になる。

プログラム改良が可能

ユーザの希望に合わせて、ORCAプロジェクトの成果物は無料で改良できる。このため個人やベンチャー企業の改良意欲を刺激し、よりスピーディーで効果的なシステムや応用ソフト誕生の芽となる期待が持てる。

診療報酬データ改正も一元化(日レセ)

毎年の診療報酬(点数)改正時には、各レセコン業者がそれぞれ自社プログラムの変更作業を同時並行で行ってきたが、今後は日レセのプログラムを利用すれば改正は一元的に済み、重複の無駄を解消できる。

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