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メーカ(機種)検証・報告

検証・報告者:ORCAサポートセンタ(OSC)
キヤノン株式会社製プリンタについて、印刷動作および速度の検証結果を報告する。
本調査結果は、日レセ標準のレセプト・処方せん・領収書を発行し、テストしたものであり、すべての帳票の印刷を保証するものではない。

検証日:2017年06月

0. 機種および仕様

1. 検証環境

  • Ubuntu 16.04 (Xenial)+日レセシステム
  • 日レセバージョン5.0.0
  • ネットワーク接続
  • 使用したドライバ:LIPSLX / CNCUPSLBP352ZJ.ppd

2. 検証方法

  • カルテ3号用紙を印刷し、正常に印刷されることを確認しました。
  • レセプトプレビューを行い、OCRフォントが正常に印刷されることを確認しました。
  • 処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷を行いました。(スリープOFF)
  • 1000人分の診療行為入りダミー患者を用意し、1000枚のレセ一括印刷を行いました。

3. 検証結果

機種名

検証方法
具体的操作 結果
処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷
印刷ボタンを押し、プリンタの動作音開始まで 3.50秒
処方せんの印刷終了まで 9.21秒
領収書の印刷終了まで 10.09秒
レセプト発行
最初の1分間の印刷枚数 35枚
1,000枚印刷終了までの経過時間
36分
1分あたりの平均出力枚数 27.8枚

4. 結論

LBP352iは、A4対応のモノクロレーザープリンタである。

1000枚の出力をおこなった場合、平均出力枚数が27.8枚という結果であり、カタログスペックよりも印刷枚数は落ち込み、1000枚の印刷で36分という印刷速度となった。

Ubuntu14.04と比べると印刷速度が低下しているが、他プリンタでも同様の現象を確認できたことから、Ubuntu16.04のCUPSそのものの仕様が原因である可能性が考えられる。

しかし、1000枚という大量のレセプト印刷が36分という決して遅くはない速度であることから、業務に支障が出ることはないものと考えられる。

LBP352iにはバックライト付き液晶パネルや操作のしやすい大きいパネルが付いており、トレイごとの用紙サイズの設定やネットワークの設定もおこないやすく、プリンタジョブの停止方法なども分かりやすかった。

給紙が必要となった場合には警告音が鳴りわかりやすく、給紙後の復帰も早いことを確認できた。 また、印刷中の動作音は特に気にならない。

トレイの増設をせずにカセット550枚、手差し100枚を給紙でき、コンパクトであるため、レセプト枚数の多い病院や診療所においては、メイン機としておすすめできる。

印刷までのセットアップには、HTML形式のマニュアルに従ってインストールをおこなうことで完了し、セットアップ後は安定した動作や印刷が可能であるため、小規模・中規模の診療所や病院でもメイン機としておすすめできる。
 
なお、ファーストプリントも早いため、窓口で領収書、処方せんを出力する場合においてもストレスなく使用できるものと思う。

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