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メーカ(機種)検証・報告

検証・報告者:ORCAサポートセンタ(OSC)
キヤノン株式会社製プリンタについて、印刷動作および速度の検証結果を報告する。
本調査結果は、日レセ標準のレセプト・処方せん・領収書を発行し、テストしたものであり、すべての帳票の印刷を保証するものではない。

検証日:2014年06月

0. 機種および仕様

1. 検証環境

2. 検証方法

  • カルテ3号用紙を印刷し、正常に印刷されることを確認しました。
  • レセプトプレビューを行い、OCRフォントが正常に印刷されることを確認しました。
  • 処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷を行いました。(スリープOFF)
  • 1000人分の診療行為入りダミー患者を用意し、1000枚のレセ一括印刷を行いました。
  • 写真付き薬剤情報提供書(薬剤6種類)の印刷を行いました。

3. 検証結果

機種名

検証方法
具体的操作 結果
処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷
印刷ボタンを押し、プリンタの動作音開始まで 3.52秒
処方せんの印刷終了まで 15.80秒
領収書の印刷終了まで 18.78秒
レセプト発行
最初の1分間の印刷枚数 18枚
1,000枚印刷終了までの経過時間57分
1分あたりの平均出力枚数 17.5枚
写真付き薬剤情報提供書発行
6種類の薬剤情報提供書の印刷終了まで 16.38秒

4. 結論

Canon LBP9100Cは、A3対応のカラーレーザービームプリンターである。

カタログスペックと比較した所、1分で20枚の出力をおこなうことはできず、17.5枚/分という結果になった。

原因は、1ジョブで1ページ分のデータを印刷しており、1枚の印刷がおこなわれるごとに、約1秒の間隔が空くことが原因であると考えられる。

印刷結果に異常はなかったが、高速印刷が必要なレセプト枚数の多い病院や診療所で使用する場合、メイン機としてはお勧めできないが、窓口で領収書や処方せんを印刷する場合や薬剤情報提供書のカラー印刷においては、音も静かであり、ストレスなく使用できるものと思う。

LBP9100Cには操作パネルがないため、ドライバのインストール後に使用できるステータスモニタ(captstatusui)を利用して、印刷処理の一時停止や処理状況の確認等をおこなう方法となる。

印刷完了時や用紙の給紙時等には警告音が鳴らないため、ステータスモニタより確認をおこなう必要があり、LBP9100CをLinuxで利用する場合、若干敷居が高いものと感じた。

なお、プリンタジョブの停止は、プリンタ側にジョブキャンセルボタンが搭載されているため、停止方法はとても分かりやすい。

補足:
Canon LBP9100Cを使用する場合、ccpdデーモンを起動させる必要がある。以下のコマンドを実行することで設定がおこなわれ、パソコンの起動時に自動起動させることが可能。

sudo update-rc.d ccpd defaults 99

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