EPSON(LP-S440DN)検証・報告

検証・報告者:ORCAサポートセンタ(OSC)
EPSON プリンタについて、印刷動作および速度の検証結果を報告する。
本調査結果は、日レセ標準のレセプト・処方せん・領収書を発行し、テストしたものであり、すべての帳票の印刷を保証するものではない。

検証日:2017年06月

0. 機種および仕様

1. 検証環境

  • Ubuntu 16.04
  • 日レセバージョン5.0.0
  • ネットワーク接続
  • 使用したドライバ Epson-LP-S440-eplaser-jp.ppd

2. 検証方法

  • カルテ3号用紙を印刷し、正常に印刷されることを確認しました。
  • レセプトプレビューを行い、OCRフォントが正常に印刷されることを確認しました。
  • 処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷を行いました。(スリープOFF)
  • 1000人分の診療行為入りダミー患者を用意し、1000枚のレセ一括印刷を行いました。

3. 検証結果

機種名

検証方法
具体的操作 結果
処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷
印刷ボタンを押し、プリンタの動作音開始まで 4.30秒
処方せんの印刷終了まで 8.32秒
領収書の印刷終了まで 9.58秒
レセプト発行
最初の1分間の印刷枚数 27枚
1,000枚印刷終了までの経過時間 34分00秒
1分あたりの平均出力枚数 29.4枚

4. 結論

LP-S440DNは、A4対応のモノクロレーザープリンタである。

1000枚の出力をおこなった場合、平均出力枚数が29.4枚という結果であり、カタログスペックよりも印刷枚数は落ち込み、1000枚の印刷で34分という印刷速度となった。

しかし、1000枚という大量のレセプト印刷が34分という決して遅くはない速度であることから、業務に支障が出ることはないものと考えられる。

トレイの増設をせずにカセット550枚、MPトレイは閉じた状態で150枚を給紙でき、コンパクトであるため、レセプト枚数の多い病院や診療所においては、メイン機としておすすめできる。

なお、ファーストプリントも早いため、窓口で領収書、処方せんを出力する場合においてもストレスなく使用できるものと思う。

以上の事から、本プリンタは動作上の問題はなく、日レセシステムの使用に何ら問題は無いと判定致します。

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