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メーカ(機種)検証・報告

検証・報告者:ORCAサポートセンタ(OSC)
コニカミノルタ製プリンタについて、印刷動作および速度の検証結果を報告する。
本調査結果は、日レセ標準のレセプト・処方せん・領収書を発行し、テストしたものであり、すべての帳票の印刷を保証するものではない。

検証日:2014年06月

0. 機種および仕様

1. 検証環境

  • Ubuntu 12.04 (Precise)+日レセシステム
  • 日レセバージョン4.7.0
  • ネットワーク接続
  • Generic PostScript Printer Foomatic/postscript

2. 検証方法

  • カルテ3号用紙を印刷し、正常に印刷されることを確認しました。
  • レセプトプレビューを行い、OCRフォントが正常に印刷されることを確認しました。
  • 処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷を行いました。(スリープOFF)
  • 1000人分の診療行為入りダミー患者を用意し、1000枚のレセ一括印刷を行いました。
  • 写真付き薬剤情報提供書(薬剤6種類)の印刷を行いました。

3. 検証結果

機種名

検証方法
具体的操作 結果
処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷
印刷ボタンを押し、プリンタの動作音開始まで 3.86秒
処方せんの印刷終了まで 12.31秒
領収書の印刷終了まで 13.75秒
レセプト発行
最初の1分間の印刷枚数 24枚
1,000枚印刷終了までの経過時間
45分
1分あたりの平均出力枚数 22.2枚
写真付き薬剤情報提供書発行
6種類の薬剤情報提供書の印刷終了まで 13秒

4. 結論

コニカミノルタ bizhub C3850は、カラー対応の複合機である。

カタログスペックと比較した所、1分で38枚の出力をおこなうことはできず、22.2枚/分という結果になった。

1ジョブで1ページ分のデータを印刷しており、6枚の印刷がおこなわれるごとに、約6秒の間隔が空くことが原因であると考えられる。

印刷物そのものに異常は見受けられないが、レセプトの印刷スピードがカタログ値と比べ遅いため、導入においては注意が必要である。
しかし、給紙トレイへの給紙枚数が500枚以上と多く、1000枚の印刷で45分という速度は、業務に支障がでないものと考えられる。

※  1ジョブ複数ページのデータを印刷した場合には、1分で38枚の印刷を記録

また、印刷時の動作音も気になるレベルではなく、ファーストプリントも早いため、窓口で領収書や処方せんを印刷する場合や薬剤情報提供書のカラー印刷においては、ストレスなく使用できるものと思う。

bizhub C3850には7インチの大型タッチパネルが搭載されており、操作音の設定や、用紙サイズの設定等を簡単におこなうことができる。
プリンタジョブの停止も操作パネルよりおこなうことができ、停止方法はとても分かりやすい。

補足:
日レセから出力される帳票は1JOB1ページであるため、JOBが終了するごとに終了音が鳴る。
気になるようであれば、音設定より正常終了音出力をOFFへ設定することをお勧めする。

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