リコー(P501)検証・報告

検証・報告者:ORCAサポートセンタ(OSC)
リコー製プリンタについて、印刷動作および速度の検証結果を報告する。
本調査結果は、日レセ標準のレセプト・処方せん・領収書を発行し、テストしたものであり、すべての帳票の印刷を保証するものではない。

検証日:2019年4月

0. 機種および仕様

1. 検証環境

  • Ubuntu 18.04+日レセシステム
  • 日レセバージョン5.1.0
  • ネットワーク接続
  • リコー様提供のプリンタドライバを使用
    URL https://www.ricoh.co.jp/dspinfo/orca/
    ricohrpdlbasic_1.0.1-0_amd64.deb
  • プリンタの設定
    手差しトレイを対象にサイズをA5横へ設定
  • CUPSの設定
    * lp1:用紙サイズ:A4
    * lp1a5:用紙サイズ:A5

2. 検証方法

  • カルテ3号用紙を印刷し、正常に印刷されることを確認しました。
  • レセプトプレビューを行い、OCRフォントが正常に印刷されることを確認しました。
  • 処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷を行いました。(スリープOFF)
  • 1000人分の診療行為入りダミー患者を用意し、1000枚のレセ一括印刷を行いました。

3. 検証結果

機種名

検証方法
具体的操作 結果
処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷
印刷ボタンを押し、プリンタの動作音開始まで 2.78秒
処方せんの印刷終了まで 6.64秒
領収書の印刷終了まで 8.08秒
レセプト発行
最初の1分間の印刷枚数 36枚
1,000枚印刷終了までの経過時間23分13秒
1分あたりの平均出力枚数 43.5枚

4. 結論

P501は、A4対応のモノクロレーザープリンタである。

1000枚の出力をおこなった場合、平均出力枚数が43.5枚/分という結果であり、カタログススペックと同等の速度を確認した。

またクールダウンもなく、1000枚の印刷で23分という高速印刷を確認でき、業務に支障がでることはないものと考えられる。

印刷中の動作音は特に気にならず、日レセから出力される印刷物そのものに関して異常はない。

P501は印刷速度が速いだけでなく、コンパクトであるため置き場所に困らず、高速印刷の必要なレセプト枚数の多い病院や診療所においては、メイン機としておすすめできる。

ファーストプリントも早いため、窓口で領収書、処方せんを出力する場合においてもストレスなく使用できるものと思う。

このページのトップへ