株式会社リコー(RICOH SP4510)検証・報告
検証・報告者:ORCAサポートセンタ(OSC)
株式会社リコー製プリンタについて、印刷動作および速度の検証結果を報告する。
本調査結果は、日レセ標準のレセプト・処方せん・領収書を発行し、テストしたものであり、すべての帳票の印刷を保証するものではない。
検証日:2016年1月
0. 機種および仕様
- RICOH SP4510 カタログ値(搭載メモリ:512MB 印字速度:40PPM (A4モノクロ))
1. 検証環境
- Ubuntu 14.04 (Trusty)+日レセシステム
- 日レセバージョン4.8.0
- ネットワーク接続
- リコー様提供のRPDLドライバー(gs)を使用
- プリンタドライバ:こちらでご確認ください。 http://www.ricoh.co.jp/dspinfo/orca/
- 製品情報:こちらでご確認ください。 https://www.ricoh.co.jp/printer/sp/4510_4500/
2. 検証方法
- カルテ3号用紙を印刷し、正常に印刷されることを確認しました。
- レセプトプレビューを行い、OCRフォントが正常に印刷されることを確認しました。
- 処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷を行いました。(スリープOFF)
- 1000人分の診療行為入りダミー患者を用意し、1000枚のレセ一括印刷を行いました。
3. 検証結果
A4モノクロプリンタSP4510
検証方法 | 具体的操作 | 結果 |
---|---|---|
処方せんと領収書を、各一部ずつ連続して印刷 | 印刷ボタンを押し、プリンタの動作音開始まで | 2.67秒 |
処方せんの印刷終了まで | 3.03秒 | |
領収書の印刷終了まで | 7.91秒 | |
レセプト発行 | 最初の1分間の印刷枚数 | 24枚 |
1,000枚印刷終了までの経過時間 | 25分57秒 | |
1分あたりの平均出力枚数 | 40枚 |
4. 結論
上記結果より、1000枚レセプト出力において、平均40枚/分の出力が可能です。
以上の事から、本プリンタは動作上の問題はなく、日レセシステムの使用に何ら問題は無いと判定致します。
※ステータスメッセージに"waste-receptacle-full"のメッセージが表示されますが、CUPSのバグのため、この表示による問題はありません。